1:競馬指数の基礎知識
競馬の予想をする際に、何を重視するかは人それぞれです。
血統を中心に予想をする人もいれば、過去の成績を重視して予想をする人もいます。
競馬予想はまさに情報戦。いかに情報を集めて整理するかが、馬券を当てるために重要な要素となりいます。
ただ競馬の場合は情報が多すぎて、上手く整理できていないケースもよくあります。
時間をかけて予想をしても、結局どの馬の馬券を買うべきなのか迷ってしまいます。
そこで役立つのが、競走馬の能力を数値化した「指数」です。
数字が大きい方が強い馬だというわかりやすい指標となり、初心者の方でも予想に迷いません。
競馬指数の中でも特に多いのが、その馬のスピードの絶対値を表した「スピード指数」です。
スピード能力の高い馬を数字で表現することで、単純に速い馬を抽出するのに役立ちます。
今回の記事では馬券の的中率を上げるために、初心者でもできる競馬指数の作り方を紹介します。
馬券の的中率がなかなか上がらないと悩んでいる方は、是非参考にしてくださいね。
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2:競馬指数の作り方
「自分独自の競馬指数を作りたい」
そう考えている人も多いのではないでしょうか。
競馬で勝つためには、周りとは違う自分独自の予想方法を確立することが大切です。
ただし、競馬指数を作りたいと思っても、何から手を付けていいかわからない人もいるかもしれません。
そこで、競馬指数の作り方について解説します。
2-1:指数の基準を決める
競馬指数を作成する際に、まず考えなければいけないのが基準です。
何を基準にして、数値を割り出すのかを決めなければいけません。
競馬指数の基準として最も多いのが、「走破タイム」です。
「走破タイム」はその馬がレースを走ったときのタイムであり、能力を数値化するのに扱いやすいという特徴があります。
例えば、「コースレコード」と実際の「走破タイム」を比較し、タイム差がどれだけあるかで数値を算出するようにします。
「走破タイム」のように既に数値化されているものを、指数の基準とするのがおすすめです。
競馬において、競走馬のスピード能力はレース結果に大きく影響します。
「走破タイム」を基準とした競馬指数は、スピード能力の判断に役立ちます。
血統や調子など、目に見えにくいものは数値化するのが難しいので注意が必要です。
競馬指数を作るときには基準がブレないことが大切なので、「走破タイム」など客観的にデータの残るものを使用するようにしましょう。
2-2:馬場状態や斤量の補正
競馬は様々な要因が絡み合って、レース結果に影響を及ぼします。
単純に「走破タイム」だけで導き出した指数で馬券を的中させられるほど、競馬予想は甘くはありません。
「走破タイム」は、馬場状態によっても大きく変わってきます。
例えば、同じタイムで走った馬がいたとしても、馬場状態が「良」なのか「重」なのかによって評価も変わってきます。
スピードの出にくい重馬場で良いタイムが出ていれば、それだけ実力があると判断できるのです。
そこで、馬場状態による補正を数値化する必要があります。
例えば
それにより、馬場状態も考慮した競馬指数として予想に活用することが可能です。
また、斤量面も「走破タイム」に影響を与えます。
同じタイムでも、斤量が重い状況で走った馬が実力は上だったと判断できます。
指数を作るときには、斤量面も補正をかけなければいけません。
より指数の精度を上げるためには、ベースとなる基準だけでなく様々な予想ファクターを数値化するよう意識してください。
2-3:計算式を決める
競馬指数で最も重要なのが、計算式です。
計算式をどう決めるかによって、指数の信頼度も変わってきます。
しかし、初めて指数を作るという方は、どのように計算式を決めればいいかわかりませんよね。
そこで参考にしたいのが、西田式スピード指数の計算式です。
西田式スピード指数は異なった競馬場、異なった距離、異なった斤量で走ってきた馬たちの走破タイムを比較するためのスピード指数です。
完成度の高いスピード指数として人気なので、その計算方法については参考にするべきでしょう。
西田式スピード指数の計算方法は、下記のとおりです。
基準タイムとは各競馬場ごとに1勝クラスと2勝クラスで行われたレースの1~3着に入着した馬のタイムの平均を求めてさらに平均したものです。
距離指数は、様々な距離で走ってきた馬たちのタイムを比較するための指数となっています。
このように競馬指数では、距離や馬場状態、斤量など様々な予想ファクターを加味するのが重要です。
単純なタイムの比較だけでは精度の高い指数は作れないので、西田式スピード指数の計算方法を参考に自分独自の指数を作ってみてくださいね。
3:おすすめの競馬指数2選
競馬指数を自分で作るのは、簡単なことではありません。
そこで、自分で作るのではなく、既にある競馬指数を参考にして予想をするという方法もあります。
必ずしも自分で作らないといけないわけではないので、おすすめできる競馬指数を2つ紹介します。
3-1:競馬ブック
圧倒的な情報量で有名なのが競馬ブック。
皆さんも競馬ブックの新聞や雑誌を手に取ったこともあるのではないでしょうか。
競馬ブックは豊富なコンテンツでも有名ですが、スピード指数を掲載していることでも注目を集めています。
競馬ブックのスピード指数はレース走破タイムから独自の求めた基準タイムを引いて、馬場状態などを補正し能力が比較できるようにしたものです。
最大の特徴は、現場のトラックマンからの正確な情報により算出されているという点です。
馬場状態と言っても、簡単には言い表せないような状態のときもあります。
素人目で見てもわからない馬場状態で指数を計算すると、指数の信頼度も下がってしまいます。
しかし、競馬ブックのスピード指数は現場のトラックマンが正確な馬場情報を入手し、そこから算出されたものです。
素人では見極めが難しいような馬場状態でも正確に判断してくれるので、競馬ブックのスピード指数には注目です。
3-2:ウマニティ
ウマニティは、様々な人の競馬予想が見られる競馬予想SNSです。
ウマニティが独自開発したU指数は、高精度スピード指数として話題になっています。
U指数が高いほどレース勝つ確率が高い指数であり、馬の能力を数値化したことで簡単に予想に役立てられます。
馬の実力を純粋に見極めようとしたとき、ほとんどの人がオッズに気を取られてしまいます。
客観的な目線で見ているようでも、実はオッズを気にして人気になっている馬は強いと判断してしまのです。
ところが、ウマニティのU指数のような一定の基準で算出された指数なら、オッズにとらわれることなく馬の実力を見極められます。
人気になっていないのに指数が高い馬を選ぶことで、思いがけない高配当をヒットさせることもあるので是非活用してください。
まとめ
競馬には様々な予想ファクターがあり、どの馬の馬券を買うのか迷ってしまうこともあります。
自分で予想をしていると混乱してしまって、結局オッズを見ながら買ってしまうという人も多いのではないでしょうか。
しかし、馬の能力を数値化した指数を活用すれば、予想に迷うことも少なくなります。
馬の実力が数字として表れていれば、馬券を組み立てるのにも役立ちます。
指数は自分で作ることもでき、走破タイムなどを基準に作成するのがおすすめです。
もちろんタイムだけでは単純な比較ができないので、馬場状態や斤量などの補正をかける必要があります。
既にある西田式スピード指数などの計算方法を参考にすれば、自分でもすぐに指数を作ることができます。
自分なりの競馬指数を作って、あっと驚くような馬券を的中させてくださいね。