競馬予想を変える前走着順の法則!5つのコツで手堅く勝とう

競馬予想 前走着順 競馬の基礎知識
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競馬予想において皆さんはその馬の前走着順にどれ位注目していますか?

全く気にしていない・参考にしていないという人から、とても参考にしているし注目しているという人まで様々いらっしゃるかと思います。

実はその馬の前走着順は着順だけを見ていては意味がなく、着順以外の注目すべきポイントをチェックする事で競馬予想の勝率を大幅に上昇させる事ができると言われているんです。

という訳でコチラの記事では、

・前走着順と回収率の法則
・前走着順のチェックすべき大切なポイント

以上2点を重点的にご紹介していければなと考えています。

競馬予想をする際に前走着順を調べる事はとても大切な事です。

しかしそればかりに捉われていてはいい結果を残す事ができません。

前走着順をチェックするのは勝率をあげる上で大切な事ですが、チェックするポイントがずれていたら勝率を上げる事はできないのです。

回収率を上昇させる為に大切なその点についても述べていこうかと思います。

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前走着順と回収率の法則をデータで知ろう

膨大なデータが蓄積されていく競馬ですから、前走着順と回収率の比較も膨大な情報データから解析されています。

前走着順と回収率の関係性を知る事である程度は狙い馬を絞ることができるようになり、狙い馬を絞る事で回収率を上昇させる事ができます。

まずここからは前走着順をチェックする為に必要な心構えと、回収率との関係をデータで数値にしたものを見ていきましょう。

他の予想ノウハウで

「統計学」
「リアルタイム情報」
「馬柱」

については下記記事で紹介していますので、ぜひ合わせてお読みください。

前走着順だけに捉われない

競馬はレース開始前にオッズというものが出ます。

オッズとはその馬の人気度であり、その馬が勝つと思っている人が多ければ多い程オッズは低くなり、人気馬となります。

「前走着順がいい馬は人気馬になりやすい」

これは過去データを見てみても一目瞭然で、人間の心理としても当然だと言えます。

前に走ったレースで1着になった馬は強いと見て今回も勝つんじゃないだろうかと思ってしまうのは当たり前ですよね。

しかし、ここに罠が潜んでいるのです。

前走着順が良い馬は、前走着順が悪い馬と比べれば好走する可能性が高いと考えるのが自然ですが、多くの競馬ファンが同じことを考えて馬券を買ってしまうとそれは「買われ過ぎ」につながると思われるからです。

「買われ過ぎ」ているとどうなるか、それは過大評価されているという事になります。

逆に前走着順は悪くても力を持っていて前回は力を発揮できなかった馬もいるので、そうなると過大評価の逆で過小評価されていると言えます。

前走着順だけを見て馬券を購入すると、過大評価されている馬・過小評価されている馬を見抜けないというデメリットがあります。

多くの競馬ファンが前走着順は注目している項目なので、過大評価や過小評価は頻繁に発生します。

競馬が上手な人や常に回収率をプラスにしている人は、過小評価されている馬に狙いを定めて購入する事でプラス収支に持っていっていると考えて間違いないと思います。

前走着順が上位の馬は勝率が高い

前走着順だけに捉われると過大評価の馬・過小評価の馬を見抜くことができなくなってしまう可能性が高いと先の項目で書きましたが、それでもやはり前走で順位がよかった馬は次のレースでも良い走るをする傾向は高いと言えます。

前走着順1着の馬の勝率が低いのは次走が昇級戦であるという事が大きな理由です(後程詳しく解説します)。

注目すべきは前走着順2着~4着に入った馬の勝率の高さ。

全て10%を越えていて複勝率(3着以内に入る確率)も高い数値を誇っています。

これだけ見ても、前走好成績を残した馬は次のレースも好成績を残すという証拠になるでしょう。

しかしやはり回収率は低めです。

回収率が低い理由は当たったとしてもオッズが低く馬券としてはうまみが低いというのが最大の理由です。

これも先ほど述べたように、前走着順が良い馬は次レースでも好走すると思われて過大評価になってしまうという理由からです。

人気が集中するとオッズが低くなり、馬券としては的中してもあまり美味しくない馬券になってしまうのです。

前走6着以下の回収率が85%越えという高い数値を誇っているので、前走6着以下は狙い目かもしれないと一見すると思ってしまうかもしれませんが、勝率の低さを考えると微妙な所です。

いくら回収率が高くても当たらなければ全く意味がありませんし、単勝だけを購入する人もなかなかいないと思いますので、まずは1着となる軸になる馬を決めないといけないと考えると、いくら回収率が高くても勝率を重視した方がいいと言えるでしょう。

そうなるとやはり前走着順2着~4着の馬が狙い目になってきます。

しかしここで気をつけなければいけないのは、過大評価・過小評価されている馬を見極めるという事です。

過去レースの展開などを見て、正当な評価を得ているかどうかを自分自身で考えなければいけません。

前走順位1着の馬が勝率9%の罠

上の図を見て不思議に思った方もいらっしゃるかもしれませんが、前走着順1着の馬の勝率が9.4%で複勝率が28%。

なぜ前走着順2着~4着に入った馬よりも勝率が前走1着の馬の方が勝率が低いのだろうと不思議に感じますよね。

前走着順1着の馬の勝率の悪さは競馬界のクラス分けが大きく関係しています。

通常競走馬は2歳か3歳でデビューします。

新馬戦で勝てば次のクラスに行き、そこで勝てば次のクラスに行きという風に、基本的には1勝する毎にクラスを上げて行く事ができるという訳です。

上位からGⅠ、GⅡ、GⅢ、リステッド、オープン特別、1600万円以下、1000万円以下、500万円以下、新馬・未勝利と幾つものレースに分かれていて、馬の年齢や賞金獲得額などで分かれていきます。

つまり前のレースで1着になった馬の次のレースは上の位で戦う初めてのレースという事になるのです。

今まで戦ってきたクラスとは格が違うレースでいきなり戦うという事になれば勝率が低いのも頷けるかと思います。

つまり前走順位1着だからという理由だけで馬券を購入するのは非常に危険で、前走1着だった時の勝ち方やレース展開、レースタイムなどをチェックして、その馬が上の位でも通用するかどうかを見定める必要があります。

前走着順チェックで勝率を上げる方法

前走着順と回収率の関係性や、前走着順により過大評価・過小評価される馬が現れてしまうという事を今まで語ってきましたが、ここからは前走着順チェックで勝率を上昇させる事ができる簡単な方法をご説明していきたいと思います。

前走着順チェックは競馬予想の際に皆さん必ずと言っていい程チェックしているとは思いますが、見るポイントがずれてしまっているだけで競馬予想する際に不利益な情報になってしまう可能性もある程の諸刃の剣です。

先に述べたように前走の「着順のみ」を見ていては勝率を上げる事はできません。

ここから着順以外のどの点に注目すべきかご説明していきます。

着順と着差を必ずチェック

着順と着差

前走着順でチェックすべき最も大切な事は着順と着差(タイム差)を必ずチェックするということ。

これがとても大切で重要なファクターであるという理由を説明します。

一つの目安となる基準としては、

・同じクラスか格上クラスで2着~4着
・同じクラスか格上クラスで0.6秒以内の負け

着順と着差で購入する一つの目安となる着順とタイムは上記の2通りです。

穴馬狙いの人は「大敗からの変わり身」を期待して前走が全然駄目だった馬を購入する傾向にありますが、継続的かつ確実にプラス収支に持っていきたい方は穴狙いはやめましょう。

大穴は滅多にこないから穴なのです。

現実的には前走の着順が良く、負けたとしても僅差で負けた強い馬が次レースに勝つ事がほとんどです。

同じクラスであっても前走で1着だった馬は人気が高騰し過大評価になりがちなので回収率という観点からすると避けた方がいいかもしれません。

過大評価でオッズが上がってしまう為、当たっても美味しくないし、前走1着だったというだけで評価されているだけの馬は負ける可能性も非常に高い為です。

JRAの馬は連勝する確率が極端に低いと言われています。

それは全ての馬に勝つ可能性を与える為にハンデを与えるなどの配慮をするからという理由もありますが、騎手の技量の事もあります。

連勝する為には相当な馬の実力と相当な騎手の実力とレース展開を味方につけるという運が必要です。

連勝を期待して過大評価されている1番人気の馬を狙うのではなく、確実に力はあるが前回は惜しくも負けてしまった馬に狙いを定めるのが定石だと言えます。

そしてここで最も重要視して頂きたいのは着差です。

前走が10着のだった馬は次レースで人気が薄くオッズが高騰しがちですが、着差は0.6秒以内だという事が多々あります。

ここが着順だけで評価する場合の罠で、着順が悪くても力はありレースタイムはいい馬というのは結構いるものなんです。

ですから、着順と着差を必ず両方チェックするようにしましょう。

そうする事で前回着順が悪かったというだけの理由で過小評価されている馬を見つけやすくなります。

脚質とレース間隔

脚質とレース間隔

最後まで力を溜めて最後の直線で一気に全員をゴボウ抜きにするディープインパクトのような馬は滅多に出てきません。

大抵の馬は前の方に位置取らなければ最後に交わす事ができず負けてしまいます。

そうなると位置取りや馬の脚質が非常に大切になってきます。

気になる統計が一つあるので見てみましょう。

・JRAの芝だと、3コーナー5番手以内
・JRAのダートで、3コーナー4番手以内
・JRAの障害で、3コーナー2番手以内

上の統計は何かと言うと、過半数の勝ち馬のレース展開です。

つまりJRAの芝だと3コーナーで5番手以内につけていないと勝つ事が厳しいという訳です。

そこで前走着順で見て欲しいのはレース展開。

その馬が3コーナーでどこにつけていたのか、どこにつけて最後の直線はどうだったのか、などです。

3コーナー過ぎ5番手以内で最後の直線も末脚を発揮していたが惜しくも2着、という負け方だった場合は間違いなく強い馬と言えます。

また同じく気にしなければいけないのはレース間隔です。

レース間隔が空いてしまうと馬は闘争本能を失ってしまい、走りのキレがなくなってしまうと言われています。

レース間隔が短いと怪我をするリスクや疲れが残っている可能性もありますので、ベストは中3週~4週と言われています。

前走着順をチェックする時に、前走レースがいつだったのかを必ずチェックするようにして、3週~4週以内だったら狙い馬にするようにしましょう。

まとめ

競馬ファンであれば前走着順は必ずチェックしているかと思いますが、着順以外でここまでチェックする部分があるということを初めて知ったという方は多いのではないでしょうか。

前走着順のみで買い馬を決める人も多数存在している程、前走の結果は馬券を購入する時に非常に重要な要素となります。

「前走2着~4着の馬は次レースの勝率10%越え」「前走1着の馬は昇格するので次レースの勝率は低い」「前走着順だけでなく着差も必ずチェックする」「レース間隔と脚質にも注目」

上記点を守りながら前走着順や馬柱を見てみるようになると、更に競馬が面白くなり的中確率も上昇していくと思います。皆さんも様々な視点から前走着順チェックをしていきましょう。