馬連で狙うレースとワイドで狙うレースの上手な見分け方

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馬連

馬連があるのだからワイドって必要ないよね?
馬連があるのにワイドで買うべきレースってあるの?

1~3着に入る馬を順不同で2頭選んで購入するワイド馬券。

当てやすい馬券ではありますが、その分オッズが低いため、そこまで人気がある馬券とは言えません。

とはいえ、ワイド馬券に存在価値がないかというとそんなことはありません

馬連とワイドを上手に使い分けることで、負けを減らし、回収率を高めることも可能です。

この記事では馬連とワイドの違いを解説し、さらに馬連で狙うべきレース、ワイドで狙うレース、さらに馬連とワイドを併用できるケースなどについて解説していきます。

馬連とワイドを上手に狙い分けて、馬券の回収率を高めていきましょう。


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馬連とワイドの違い

2022年大阪杯配当

まずは馬連とワイドの違いを再確認しておきましょう。

馬連とは1&2着に入る2頭を順不同で狙う馬券

ワイドとは2頭を選び、その2頭が順不同で3着以内に入れば当たる馬券です。

馬連とワイドの最大の違いは的中確率でしょう。

例えば18頭立てのレースで、1着が①番、2着が②番、3着が③番だったケースを考えてみましょう。

馬連の的中馬券は①-②の1点のみ。

一方ワイドは①-②、①-③、②-③の3点が的中馬券となります。

馬連もワイドも組み合わせ数は同じ153通りですので、馬連の的中確率は1/153となります。

対してワイドの的中確率は3/153となりますので、単純に馬連の3倍的中させやすいということになります。

もちろんその分ワイドのオッズは馬連のオッズよりも安くなります。

狙い方自体は同じように狙いますが、馬連の方が的中が難しい分オッズが高く、ワイドは的中させやすいもののオッズが安い馬券ということになります。

馬連で狙った方がいいレース

2021ヴィクトリアマイル

馬連とワイドの違いを理解したうえで、馬連で狙った方がいいレースを考えてみましょう

馬連でも的中させることができると考えた場合、1着もしくは2着以内は堅いという馬がいるレースが狙い目のレースとなります。

馬連で的中させる必要がある2頭のうち、少なくとも1頭はまず間違いないと自信を持って言えるレースは馬連で狙うといいでしょう。

軸馬が堅いと判断できるレースの多くは、人気サイドから軸馬を選ぶレースになるでしょう。

特に圧倒的な1番人気がいるようなレースでは、ワイドでよりオッズを下げるよりも、馬連で狙って獲る方がおすすめとなります。

もちろん軸馬は人気馬に限るものではありません。

自分の予想の中で、人気はないものの2着以内は絶対と思えるような穴馬を見つけた場合も、ワイドよりは馬連で狙った方が、的中したときの回収率は跳ね上がります。

2022年4月時点で、直近のGⅠで軸馬が堅いと多くの方が判断できたレースといえば、マイル路線のグランアレグリアではないでしょうか。

2021年ヴィクトリアマイルで単勝130円(結果1着)、安田記念で単勝150円(結果2着)、マイルCSで単勝170円(結果1着)と圧倒的な人気を集め、さらにすべて2着以内と結果を出しました。

こういったケースではグランアレグリア軸の馬連流しの勝負がおすすめ

ワイドで狙っても配当が低く、なかなか勝ちきるのは難しくなります。

ワイドで狙った方がいいレース

2021年中山牝馬S結果

あえて馬連ではなくワイドで狙った方が妙味のあるレースとなると、軸馬不在の混戦レースがおすすめとなります。

人気の面でもどの馬が勝つのか全く分からないような混戦のレースは、馬連では仕留めることが難しく、こういったレースこそワイドの出番となります。

一例を挙げると2021年の中山牝馬Sなどは混戦レースでワイドで狙えたレースかと思います。

この中山牝馬Sで1番人気に推されたのが、前走3勝条件を勝ち上がってきた上がり馬のドナアトラエンテ。

この中山牝馬S同様馬場が悪い前走を勝ち上がり、ハンデも53kgと手ごろだったことから1番人気に推されましたが、それでも単勝オッズは420円とかなりオッズの高い1番人気でした。

この中山牝馬Sでは、4番人気までが単勝1,000円未満、5&6番人気も単勝1,000円台と、上位は大混戦でした。

レースの結果は単勝1,110円の7番人気・ランブリングアレー、2着に単勝1,030円の5番人気・ロザムール、3着に単勝1,040円の6番人気・フェアリーポルカが入りました。

馬連でこの組み合わせまで手を伸ばすのはかなり難しく、5~7番人気の馬を軸に据えるのも勇気がいるところ。

しかし、ワイドであれば十分狙える範囲であり、2,080円、1,840円、1,320円というワイド馬券の配当を手にすることもできたでしょう。

ちなみに馬連配当は6,440円。

正直狙って獲るのはかなり難しいレベルの配当でした。

こうした混戦レースなどは、馬連で手広くというより、あえて穴狙いのワイド馬券で勝負というのがおすすめの狙い方となります。

馬連とワイドの併用が利くケース

newspaper01

馬連とワイドは似て非なる馬券です。

内容の違う馬券である以上、併用して狙うという形も可能です。

ただし、狙えるレースと狙うのには適していないレースがありますので、その違いは把握しておきましょう。

馬連1点勝負の保険にワイド馬券を購入する

2021年根岸S結果

馬連とワイドを併用する場合は、基本的に馬連馬券の保険にワイドを狙う形になります。

たとえ馬連が外れても、ワイドの保険で勝つ、もしくは負けを少額に抑えるということができます。

実例を挙げて説明すると、2021年の根岸Sなどは保険が利いたケースでしょう。

この根岸Sで1番人気に推されていたのがレッドルゼル

前走カペラSはタイム差ナシの2着。重賞勝ちこそないものの、この根岸Sまでの全成績が【6.5.1.2】と安定して上位に来ていたことが評価され、単勝オッズ250円の評価を受けていました。

2番人気はタイムフライヤー

前年のエルムSを勝っており、秋には武蔵野Sでも好走していたタイムフライヤーは、この根岸Sでも実績上位の存在。単勝オッズ500円の2番人気も頷けるところです。

3番人気はGⅠを勝っているもののこの根岸Sが初ダートとなるステルヴィオ。年齢的にも上がり目は考えにくく、実績から3番人気も単勝は950円と上位2頭とは差のある3番人気でした。

この根岸Sは実質1&2番人気の一騎打ちとの予想が中心であり、馬連であれば1点勝負が推奨されるようなレースでした。

結果は1番人気のレッドルゼルが勝ったものの、2番人気のタイムフライヤーは届かず3着。2着には10番人気のワンダーリーデルが飛び込み、馬連は5,440円という波乱の結果となりました。

この根岸Sで、馬連1番人気の1点勝負に加え、同じ買い目のワイドを保険で押さえておけば、ワイド360円が的中

賭ける金額のバランス次第ですが、同額を賭けておけばプラス収支に、ワイドを少なめにしても、回収0円という事態は避けられたということになります。

馬連1点勝負になりそうなほど上位2頭が抜けているレースでも、何が起こるか分からないのが競馬です。

その保険に予算の一部を回しておくことで、回収0という最悪の結果は避けられますので覚えておきましょう。

馬連流しの保険でワイド馬券を購入する

2022年中山金杯結果

馬券予想をする中で、軸馬は決まったものの、相手の点数が多く絞り切れない場合、軸馬からの馬連流しで勝負するという方も多いでしょう。

こういったレースでもワイド馬券による保険が利くケースがあります。

馬連で軸馬が決まりながら、相手が絞り切れないということは、軸馬以外は混戦ということ。

馬連だけでは的中は難しくとも、ワイドも併用することで的中率を高めることが可能です。

実例として振り返りたいのが2022年の中山金杯

1番人気は名牝マルセリーナの仔・ヒートオンビート。

前走のチャレンジCでも2着と好走しており、同距離のここでは軸馬に最適というのが多くの競馬ファンの予想でした。

結果から言ってしまうとこの中山金杯でヒートオンビートは3着。1着は7番人気、2着は4番人気が入りました。

ヒートオンビートを軸に馬連のみを買っていたという方の中にはタテ目を食らったという方も多かったでしょう。

この中山金杯で、馬連と同じ買い目のワイドを押さえていたらどうでしょう?

ヒートオンビートが3着にいますので、相手に1&2着馬が含まれている流し馬券であれば、ワイドは的中となります。

的中した2点の配当は630円と1,090円。

馬連とワイドを買って勝てていたかは微妙なラインですが、少なくとも回収0円という結果にはなっていません

軸馬が堅いが相手に迷ったというときは、馬連と同じ買い目のワイドも抑えることで、保険が利くケースも多いでしょう。

馬連とワイドの併用が利かないケース

BOX

馬連とワイドを併用すると考えた場合、やはりワイド馬券は「保険」という考え方で買うのがおすすめでしょう。

もちろん馬連とワイド両方的中というケースもありますが、それができるのであれば、よりオッズが期待できる馬連に軍資金をつぎ込んだ方が回収率の面でも期待できます

馬連は外れたけどワイドが当たって助かった

こういった結果が馬連とワイドどを併用する場合のベストな結果といえます。

そう考えるとあまり向いていないのが馬連ボックス買いのケース

ボックス買いとは狙った馬が1&2着に入れば必ず的中するように、すべての組み合わせを押さえる買い方です。

馬連ボックス買いで、馬連馬券が外れるとしたら、買い目がまったく絡まなかった場合か、買い目の中に1&3着、2&3着が入っているものの、1&2着がなかった場合です。

ただし馬連ボックス買いの場合、1&3着と2&3着が両方を買っていながら馬連がハズレというケースはありません

1&3着と2&3着がボックス買いの買い目に含まれているということは、1~3着までの3頭がすべてボックスの中に入っているということ。つまり馬連も当たっているということになります。

馬連ボックス買いをして、馬連は外れたけどワイドが当たったということは、当たったワイドは1点のみになるということ。

ボックス買いは点数が多くなる買い方ですので、ワイド1点で取り返せるということはほぼありません

また、1レースで2点以上の当たりが期待できるというワイド馬券の良さも生かせないということになります。

馬連でボックス馬券で勝負する場合は、ワイドの保険が利きにくくなりますので、無理に保険を掛けずに、すべて馬連馬券に投資した方がおすすめといえます。

まとめ

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馬券を買う以上できるだけ大きなオッズを当てたいところ。

そのため軽視されがちなワイドですが、上手に活用すれば勝ちを拾えたり、負けを減らすこともできる便利な馬券です。

もちろん馬連で的中させる方が回収期待値は高くなりますが、レースによってはワイドで狙ってみる、馬連の保険でワイドも併用してみるといった柔軟性は欲しいところ。

毎レース決まった馬券の買い方ではなく、いろいろな種類の馬券を効果的に狙えるように工夫するのが馬券成績アップの大きなポイントとなりますので覚えておきましょう。

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