競馬には中央と地方が存在することをご存知でしょうか?規模が大きく知名度も高いのは中央競馬ですが、実は「勝ちやすさ・当てやすさ」という点では、地方競馬の方が遥かにハードルが低いのです。
本記事では、地方競馬が当てやすいと言われている具体的な理由や、中央との決定的な違いについて詳しく解説していきます。
「週末まで待てない」「平日に手堅く資金を増やしたい」と考えている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

中央競馬より地方競馬の方が当てやすい6つの理由
同じ「競馬」でも、実は地方競馬の方が当てやすいと言われています。その理由は6つあげられます。
- 実力馬の勝率が高い
- 騎手の差が勝率に直結する
- 逃げ〜先行馬が勝ちやすい
- 交流戦が開催される
- 出走数が少ない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
実力馬の勝率が高い
実力馬=1番人気と捉えてOKです。1番人気に推されるということは、それだけの実力があると判断できます。
そして、地方競馬は1番人気の勝率が高い傾向です。競馬場によって勝率は異なりますが、名古屋は約50%と高い数字を誇り、多くの地方競馬場で中央競馬を上回る傾向があります。
詳しくは「地方競馬に手を出すなと言われる理由」をご覧ください。
これに対し中央競馬における1番人気の勝率は約30%。そのため、単勝で勝負するなら中央競馬より地方競馬の方が向いているといえます。
騎手の差が勝率に直結する
地方競馬は馬だけでなく、騎手の実力差が大きく影響します。過去のデータではありますが、2013年度のトップジョッキーの勝率をまとめてみました。
| 騎手名 | 勝率 | 所属 |
|---|---|---|
| 山口勲 | 31.2% | 佐賀 |
| 岡部誠 | 28.1% | 名古屋 |
| 赤岡修次 | 28.1% | 高知 |
このように、各競馬場を得意とする騎手も存在します。上位人気馬にトップジョッキーが騎乗する場合は、軸にすると組み合わせも考えやすいでしょう。
逃げ〜先行馬が勝ちやすい
地方競馬場は小回りコースが多いです。特に顕著なのが直線の長さ。中央競馬場は直線が平均500mほどですが、地方競馬場は最長でも大井の386m。
そのため逃げ〜先行馬が有利なのです。馬場状態によっては差し〜追い込みも決まりやすくなりますが、基本的には先行馬を軸にする方がいいですね。
交流戦が開催される
地方競馬場では交流戦(交流重賞)が開催されます。交流戦とは、中央競馬の馬と騎手も参加できるレースのこと。代表的なレースは全日本2歳優駿・ジャパンダートダービー・JBCクラシック・東京大賞典・かしわ記念・帝王賞など。
「1番人気の勝率は地方競馬の方が高い」というデータはありますが、これはあくまで地方所属の馬のみの場合。馬の能力は中央競馬の方が高いので、交流重賞は「中央競馬所属の馬」を軸に予想する方が的中率も向上します。
出走数が少ない
中央競馬のフルゲートが18頭に対し、地方競馬は10頭〜16頭。地方競馬場はコースがコンパクトなので、出走数も少ないという特徴があります。
出走数が少ない=予想がしやすいともいえます。とはいえデータ分析などは必須なので、やみくもに予想するのはNGです。
地方に特化した情報源が少ない
中央競馬は規模が大きいため、新聞や雑誌、テレビでもさまざまな情報が発信されます。週末は、競馬番組を見ながらレースを楽しむ人も多いのではないでしょうか?
しかし、地方競馬の特集を目にする機会は少ないですよね。競馬ユーザーの熱量も「中央>地方」なので、情報を集めることが困難です。
そもそも地方競馬と中央競馬は何が違うの?
地方競馬と中央競馬の大きな違いをまとめました。
- 運営元
- コース
- 規模
- レベル
- 所属騎手・厩舎
- 開催日時
- 対応しているアプリ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
運営元
| 運営元 | 概要 | |
|---|---|---|
| 中央競馬 | JRA | 農林水産大臣の監督下にある特殊法人 |
| 地方競馬 | 地方自治体 | 地方競馬全国協会によって連携 |
中央競馬はJRA(日本中央競馬会)が運営元で、農林水産大臣の監督下にある特殊法人です。一方、地方競馬の運営元はそれぞれの地方自治体で、NAR(地方競馬全国協会)によって連携されています。
コース
| 会場数 | 概要 | |
|---|---|---|
| 中央競馬 | 全10会場 | 芝とダートコースが設置されている |
| 地方競馬 | 全15会場 | ダートコースが主流 |
中央競馬の会場は全国に10箇所あり、芝とダートコースが設置されています。新潟の直線1000m、京都の淀の坂など、特徴的なコースもありますね。
それに対し地方競馬は全15箇所で、基本的にダートコースが主流。芝の維持管理にコストがかかるため、ダートしかないと言われています。
規模
| 売上規模(令和5年度) | 概要 | |
|---|---|---|
| 中央競馬 | 約3兆2754億塩 | 11年連続で売上が伸びている |
| 地方競馬 | 約1兆888億円 | 2年連続で1兆円超え |
規模は圧倒的に中央競馬の方が上。売上もそうですが、入場者数やレースの賞金、情報量なども比べ物になりません。
とはいえ競馬ユーザーからすれば「地方競馬の方が勝ちやすい」という特徴もあるので、売上が劣っているからといって見逃すわけにはいきませんね。
レベル
| レベル | 概要 | |
|---|---|---|
| 中央競馬 | 高い | プロ野球のようなイメージ |
| 地方競馬 | 低い | 独立リーグや社会人リーグのようなイメージ |
競走馬のレベルも中央競馬に軍配が上がります。これは交流重賞の結果を見れば一目瞭然です。
例えば交流重賞の勝ち馬は9割近くが中央馬です。地方馬が複勝圏内に入った数も僅かなので、実力差が伺えます。
なお、中央馬と互角に戦える地方馬が登場することもあります。代表例がフリオーソでしょう。NARグランプリ年度代表馬に4度選出され、交流重賞(G1)で6勝をあげた実力馬です。
所属騎手
| 騎手数 | 概要 | |
|---|---|---|
| 中央競馬 | 約150人 | 地方から転入するには条件がある |
| 地方競馬 | 約280人 | 毎日騎乗するためレベルは高め |
中央競馬と地方競馬では、それぞれ必要な免許が異なります。また、地方競馬から中央競馬に移籍することも可能ですが、その際はJRAの騎手免許試験を受けなければいけません。
ちなみに、年収にも大きな差があります。中央競馬の騎手は平均年収が1000万円なのに対し、地方競馬は上位の騎手で500万〜600万円ほど。同じ騎手でもこれほど年収が違うと、「中央競馬を目指そう」となりそうですね。
開催日時
| 曜日 | 1日のレース数 | |
|---|---|---|
| 中央競馬 | 土日の午後 | 12レース |
| 地方競馬 | ほぼ毎日 | 10〜12レース |
中央競馬は土日のみの開催ですが、地方競馬はほぼ毎日、どこかしらの会場でレースが行われています。
また、ナイター開催も地方競馬の特徴。夜空の下で競走馬が走る姿は、ひと味違う様子を楽しめます。仕事終わりでも足を運べるので、サラリーマンにとってはありがたいですね。
対応しているアプリ
| アプリ名 | 概要 | |
|---|---|---|
| 中央競馬 | JRAダイレクト
即PAT |
対応アプリが少ない |
| 地方競馬 | 即PAT
A-PAT 楽天競馬 SPAT4 オッズパーク |
幅広いアプリに対応 |
意外に思うかもしれませんが、対応アプリは地方競馬の方が充実しています。中央競馬の馬券を購入できるアプリは、JRAダイレクトと即PATの2つ。
それに対し地方競馬は、A-PATや楽天競馬、SPAT4などのアプリが対応しています。複数のアプリを組み合わせれば中央・地方のどちらも購入できるので、ぜひ検討してみてください。
まとめ
本記事では、中央競馬と地方競馬の違いや、地方競馬がなぜ的中を狙いやすいのかについて解説しました。
小回りコース特有の「先行有利」な展開、実力がそのまま反映されやすい「1番人気の信頼度」、そして出走頭数の少なさ。これら地方競馬の特性を正しく理解し、中央所属馬が参戦する交流重賞などのチャンスを狙い撃つことで、初心者でも驚くほど的中率を安定させることが可能です。
「まずは当てる感覚を掴みたい」という方にとって、ほぼ毎日開催されている地方競馬は最高の練習場であり、主戦場にもなり得ます。本記事の内容を参考に、ぜひ地方競馬ならではの攻略法を実践してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地方競馬は中央に比べて「紛れ」が少なく、実力が素直に反映されるのが魅力です。特に名古屋や笠松のような小回りコースは前が止まりにくく、1番人気の信頼度も非常に高いのが特徴ですね。
私からのアドバイスは、中央より深い「砂(ダート)」の適性と、コースを知り尽くした「ベテラン騎手」を重視すること。雨で馬場状態が変われば、さらに騎手の腕が試されます。迷った時はプロの指数も活用して、手堅く的中を積み上げていきましょう。


