地方競馬の現役女性騎手を一覧で紹介!とくに注目すべき7人をピックアップ

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競馬には長らく女性騎手は誕生しませんでした。

古くは1936年に斉藤澄子さんが騎手免許試験に合格したものの、風紀を乱す可能性があるとしてレースには出場できずに引退。その後、1960年代の後半あたりから男女平等の流れが進み、現在は実際にレースで活躍する女性騎手も増え始めています。

代表的なところでいくと中央競馬で活躍している藤田菜七子さんが有名ですが、女性騎手は中央競馬よりも地方競馬の方が活躍している現役騎手の数が多いです!

この記事では、現在も地方競馬で活躍している現役の女性騎手を一覧で紹介していきます。とくにその中でも注目すべき7人をピックアップして紹介していきますので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。

地方競馬で活躍している現役の女性騎手まとめ

現在、中央競馬には藤田菜七子さんをはじめとする3人の女性騎手が現役で活躍中です。しかし、地方競馬には現在13人の女性騎手が現役で騎乗しています。

地方競馬で現役として活躍している女性騎手の名前と所属競馬場は以下の通りです。

  • 竹ケ原茉耶(ばんえい)
  • 木之前葵(名古屋)
  • 別府真衣(高知)
  • 濱尚美(高知)
  • 岩永千明(荒尾〜佐賀)
  • 宮下瞳(名古屋)
  • 関本玲花(岩手)
  • 中島良美(浦和)
  • 北島希望(浦和)
  • 深澤杏花(笠松)
  • 佐々木世麗(兵庫)
  • 神尾香澄(川崎)

ちなみに、日本の競馬は中央も地方も関係なく同一の減量特典があります。ばんえい競馬を除くすべての競馬場で適用されている特典は、2㎏の減量です。(ばんえい競馬は10㎏の減量)

また、中央競馬にはありませんが地方競馬には女性騎手の中で最も活躍した方を表彰する「優秀女性騎手賞」という賞が設けられています。

過去最高の受賞回数を誇る騎手の紹介などは以下の項目で詳しく紹介していきます。

見逃せない地方競馬で活躍している現役女性騎手を5人ピックアップ!

ここからは、男性騎手顔負けの活躍をしている現役の女性騎手をピックアップして5人紹介していきます。

以下で紹介する女性騎手はすべて現役で地方競馬で活躍している方ばかりなので、出走する時はぜひ注目してみてください!

宮下瞳

宮下瞳

はじめに紹介したい女性騎手は『宮下瞳』さんです。

地方競馬の女性騎手として人気と実力で他に大差をつけている彼女は、最も注目すべき現役の女性騎手です。

兄は元騎手の宮下康一さん、夫は元名古屋競馬場所属の騎手・小山信行という競馬一家。祖父が趣味でポニーを飼っていたことから子どもの頃から騎乗する機会が多く、兄が先に名古屋で騎手になったことが影響して自分も騎手の道へ進むことを決意します。

女性騎手としては初の年間100勝、通算勝利数も900勝を超えておりこちらも女性騎手としては最多です。

主な受賞歴は以下の通りです。

  • NARグランプリ優秀女性騎手賞(2003年、2004年、2005年、2006年、2008年、2017年、2018年、2020年)
  • NARグランプリ特別賞(2011年、2016年、2020年)

前述したその年で最も活躍した女性騎手に送られる最優秀賞を通算で8回も受賞しています。

2008年から2017年まで空いているのは、2011年に出産をきっかけに引退しているからです。2012年に第一子となる長男、2014年に次男を出産した後、3歳の長男から「ママが馬に乗るところを見たい」と言われたのをきっかけに現役へ復帰!

ちなみに、一度引退してから再度復活するというのも女性騎手としては史上初です。復活後も順調に勝ちを積み重ねていき、現在も地方競馬における最強の女性騎手として名が知られています。

木之前葵

木之前葵

名古屋競馬場に所属する『木之前葵』さんは、NARグランプリ優秀女性騎手賞を3回も受賞した経験がある名騎手です。

地方競馬騎手免許を取得したのは2013年。同年4月で初騎乗をしてからわずか2日の競争で初勝利。2015年には地方競馬の通算勝利数で100勝を達成し、同賞を受賞しました。

2016年の新春ペガサスカップでは単勝1番人気の馬に騎乗して見事に重賞初勝利も飾っています。

明るく飾らない性格で、とにかく私服がお洒落です。個人で行っているブログは頻繁に更新されており、自分が騎乗したレースの回顧なども行っていますので、ぜひチェックしてみてください!

別府真衣

別府真衣

高知競馬場に所属する『別府真衣』さんは、NARグランプリ優秀女性騎手賞に7回も受賞した経験がある名騎手です。

2005年に地方競馬免許を取得しているため、2021年で騎手歴16年のベテランです。通算勝利数は745勝なので、第一位を走っている宮下瞳にもいつの日か追いつける日がくるかもしれません。

ちなみに、女性騎手としては最速である463戦目で50勝を達成しており、女性騎手だけが出走できるレディースジョッキーズシリーズでも総合2位を2年連続で達成するという実力者です。

ちなみに、別府真衣さんは地方競馬で無類の強さを誇る女性騎手として中央競馬にも出走した経験があります。そのレースは2014年3月8日に阪神競馬場で行われたチューリップ賞。結果は12着でしたが、中央競馬の重賞レースに地方競馬の女性騎手が騎乗するのは15年ぶりの快挙でした。

私生活では同じ高知競馬に所属している宮川実さんと結婚。以降は騎手名も別府真衣としています。

岩永千明

岩永千明

2014年のNARグランプリ優秀女性騎手賞に受賞した『岩永千明』さんは佐賀競馬場に所属する女性騎手です。

デビュー22戦目の勝利から順調に勝ちを積み重ねていき、女性騎手としては史上最速となる30勝目の記録を樹立しています。

2009年には韓国の釜山で開催された「第1回KRA国際女性騎手招待競走」に日本代表の女性騎手として宮下瞳(名古屋)、別府真衣(高知)と共に参加。結果は13頭立てで8着となりましたが、その後の招待競走では見事に3着を獲得しています。

記事執筆時点の通算勝利数は420勝です。地方競馬を代表する女性騎手として長らく第一線で活躍しています!

竹ケ原茉耶

竹ケ原茉耶

世界で唯一、北海道の帯広で開催されている「ばんえい競馬」。そんなばんえい競馬に参加している女性騎手はただ一人。竹ケ原茉耶さんだけです。

竹ケ原茉耶さんは1982年に青森県で生まれ、その後は厩務員として勤務しながら騎手免許試験を受験し、2005年に騎手としてデビューしました。

記事執筆時点の通算成績は2,709戦185勝。小さな頃から動物が好きで動物に関わる仕事をしたかった竹ケ原茉耶さんは、親がばんえい競馬の馬主だったことから騎手としての道を選択します。

騎手ではありますがばんえい競馬は馬の面倒なども見るため、竹ケ原茉耶さんもインタビューにて「毎日厩務員作業があるので忙しくて楽しい」と回答しています。

関本玲花

関本玲花

地方競馬に所属する若手の注目女性騎手として紹介したいのが「関本玲花」さんです。

岩手競馬組合に所属する史上8人目の女性騎手で、地方競馬教養センターでは98期にあたります。2019年にデビューして6着、その後は9戦目で初勝利を飾ります。

愛くるしいルックスを武器に多くのファンを獲得している関本玲花さんは、2020年5月9日にTBS系列で放送された「炎の体育会TV」でも、次世代ジョッキー軍として参加しています。

また、第10回岩手競馬ナイターでは始球式に登場するなど、騎手の枠を超えたメディア出演も多数こなしています。

記事執筆時点ですでに64勝しているなど、順調に勝ち星も積み重ねている注目の若手女性騎手です!

中島良美

中島良美

浦和競馬場に所属する『中島良美』さんも、前述した関本玲花と同様に今後に注目したい地方競馬の女性騎手です。

初免許年は2019年10月でデビューは同年10月15日。その後は3戦目で見事初勝利を飾りました。ちなみに、岩手競馬に所属している関本玲花さんとは同期にあたります。

2020年1月3月にかけて開催された「レディスヴィクトリーラウンド(LVR)2020」では、怪我の影響がありながらも2着3回の好成績を残して見事に2位を獲得!2020年5月27日には重賞に初騎乗するなど順調にキャリアをステップアップしています。

まとめ

地方競馬に所属する女性騎手の一覧と、とくに注目すべき騎手を7人ピックアップして紹介してきました。

昔から競馬は男尊女卑の世界であり、女性騎手が現在のように活躍するまでには長い時間がかかりました。しかし、現在もいまだにG1に勝利した女性騎手はいないなど、男性と女性の間に大きな力の差があるのは事実です。

それでもなお、上記で紹介した地方競馬で活躍している女性騎手は男性に負けず劣らずの勝負度胸と技術を持つ方ばかりです。

地方競馬を好んでいる方は、ぜひ上記で紹介した女性騎手にも注目してみてくださいね!

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