牝馬クラシックや春のグランプリの舞台であり、毎年12月には2歳GⅠも2鞍行われる阪神競馬場。
2006年のコース改修で芝外回りが新設され、予想ファクターも大きく変わりました。
改修から15年以上経過し、データも出そろったところで阪神競馬場のレース傾向や特徴をまとめていきましょう。
阪神競馬場の特徴を正しく理解し、馬券戦略に役立てましょう。
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阪神競馬場ってどんな競馬場?
関西地区のメイン競馬場として、京都競馬場とともに開催を行っている阪神競馬場。年間5つのGⅠレースを開催しており、開催日数も多い競馬場となります。
そんな阪神競馬場の特徴をまとめていきたいと思います。
阪神競馬場コースの特徴
阪神競馬場は2006年に大規模改修を行い、芝外回りのコースが新設されました。その結果阪神競馬場の芝外回りコースは1周2,113.2mとなり、右回りのコースでは日本最大、全競馬場を見ても新潟競馬場に次ぐ2番目の大きさとなりました。
コース | 直線距離 | 高低差 | 1周の距離 | 幅員 |
芝内回りAコース | 356.5m | 1.9m | 1689.0m | 24~28m |
芝内回りBコース | 359.1m | 1713.2m | 20~25m | |
芝外回りAコース | 473.6m | 2.4m | 2089.0m | 24~29m |
芝外回りBコース | 476.3m | 2113.2m | 20~25m | |
ダート | 352.7m | 1.6m | 1517.6m | 22~25m |
コースの高低差は最大で2.4m。その上り部分が直線にある急坂に集中しています。直線の急坂は勾配が1.5%とかなりの急坂となっており、レース結果にも大きな影響を及ぼします。
芝内回りは3~4コーナーが比較的急なおむすび型、外回りは3~4コーナーは緩やかなカーブとなりますので覚えておきましょう。
ダートコースにも直線には急坂が設けられていますので、この点も考慮に入れて予想する必要があります。
阪神競馬場馬券の特徴
阪神競馬場で行われたレースの平均配当と、全競馬場の平均配当を比較してみましょう。
★馬券別平均配当(2017年1月1日~2021年12月31日)
式別 | 全競馬場 | 阪神競馬場 |
単勝 | 1,016.1円 | 954.2円 |
複勝 | 341.7円 | 331.6円 |
枠連 | 2,146.1円 | 2,102.7円 |
馬連 | 5,706.8円 | 5,235.5円 |
馬単 | 11,309.5円 | 10,134.4円 |
三連複 | 22,068.4円 | 19,107.7円 |
三連単 | 137,399.5円 | 118,222.8円 |
平均配当は全競馬場のデータと比較してもかなり低く、阪神競馬場は堅い決着が多い競馬場であるといえます。
平均配当をほかの競馬場と比較しても低い傾向ですので、基本的には人気通りの決着が多いと考えていいでしょう。
阪神競馬場馬開催レース一覧
阪神競馬場は例年5開催で42日間の開催となっています。2020~2023年春までは、京都競馬場の大規模改修工事の代替開催を行っているため開催日程が増えていますが、例年は3~4月(1&2回開催)、6月(3回開催)、9月(4回開催)、12月(5回開催)にレースを行っています。
例年の阪神競馬場の開催日程を確認するため、京都競馬場改修工事前の、2019年の日程を振り返りながら、その開催で行われるOP特別以上のレースを紹介していきましょう。
★1回阪神 3月上旬~3月下旬(フェブラリーSの翌週から阪神大賞典の週まで。8日間開催)
レース名 | クラス | レース条件 |
マーガレットS | 3歳限定 L | 芝1200m(内回り) |
仁川S | 4歳以上 L | ダート2000m |
すみれS | 3歳限定 L | 芝2200m(内回り) |
阪急杯 | 4歳以上 GⅢ | 芝1400m(内回り) |
チューリップ賞 桜花賞トライアル |
3歳・牝限定 GⅡ | 芝1600m(外回り) |
大阪城S | 4歳以上 L | 芝1800m(外回り) |
阪神スプリングジャンプ | 4歳以上 GⅡ | 障害3900m |
ポラリスS | 4歳以上 OP | ダート1400m |
報知杯 フィリーズレビュー 桜花賞トライアル |
3歳・牝限定 GⅡ | 芝1400m(内回り) |
若葉S | 3歳限定 OP | 芝2000m(内回り) |
阪神大賞典 | 4歳以上 GⅡ | 芝3000m(内回り) |
★2回阪神 3月下旬~3月下旬(高松宮記念の週から皐月賞の週まで。8日間開催。1回阪神戸は連続開催)
レース名 | クラス | レース条件 |
毎日杯 | 3歳限定 GⅢ | 芝1800m(外回り) |
六甲S | 4歳以上 L | 芝1600m(外回り) |
三木ホースランドパーク ジャンプステークス |
4歳以上 OP | 障害3140m |
コーラルS | 4歳以上 L | ダート1400m |
大阪杯 | 4歳以上 GⅠ | 芝2000m(内回り) |
サンケイスポーツ杯 阪神牝馬S |
4歳以上・牝限定 GⅡ | 芝1600m(外回り) |
忘れな草賞 | 3歳・牝限定 L | 芝2000m(内回り) |
桜花賞 | 3歳・牝限定 GⅠ | 芝1600m(外回り) |
アーリントンC NHKマイルCトライアル |
3歳限定 GⅢ | 芝1600m(外回り) |
アンタレスS | 4歳以上 GⅢ | ダート1800m |
★3回阪神 6月上旬~6月下旬(日本ダービーの翌週から宝塚記念の週まで。8日間開催)
レース名 | クラス | レース条件 |
農林水産省賞典 鳴尾記念 | 3歳以上 GⅢ | 芝2000m(内回り) |
天保山S | 3歳以上 OP | ダート1400m |
マーメイドS | 3歳以上・牝限定 GⅢ | 芝2000m(内回り) |
米子S | 3歳以上 L | 芝1600m(外回り) |
宝塚記念 | 3歳以上 GⅠ | 芝2200m(内回り) |
★4回阪神 9月上旬~9月下旬(セントウルSの週からスプリンターズSの週まで。9日間開催)
レース名 | クラス | レース条件 |
エニフS | 3歳以上 L | ダート1400m |
産経賞 セントウルS サマースプリントシリーズ |
3歳以上 GⅡ | 芝1200m(内回り) |
阪神ジャンプS | 3歳以上 GⅢ | 障害3140m |
野路菊S | 2歳限定 OP | 芝1800m(外回り) |
関西テレビ放送賞 ローズS 秋華賞トライアル |
3歳・牝限定 GⅡ | 芝2000m(内回り) |
ききょうS | 2歳限定 OP | 芝1400m(内回り) |
神戸新聞杯 菊花賞トライアル |
3歳・牡牝限定 GⅡ | 芝2400m(外回り) |
シリウスS | 3歳以上 GⅢ | ダート2000m |
ポートアイランドS | 3歳以上 L | 芝1600m(外回り) |
★5回阪神 12月上旬~12月下旬(チャンピオンズCの週からホープフルSの週まで。9日間開催)
レース名 | クラス | レース条件 |
チャレンジC | 3歳以上 GⅢ | 芝2000m(内回り) |
リゲルS | 3歳以上 L | 芝1600m(外回り) |
農林水産省賞典 阪神ジェべナイルフィリーズ |
2歳・牝限定 GⅠ | 芝1600m(外回り) |
タンザナイトS | 3歳以上 OP | 芝1200m(内回り) |
朝日杯フューチュリティS | 2歳・牡牝限定 GⅠ | 芝1600m(外回り) |
阪神C | 3歳以上 GⅡ | 芝1400m(内回り) |
ギャラクシーS | 3歳以上 OP | ダート1400m |
ベテルギウスS | 3歳以上 L | ダート1800m |
5つのGⅠ以外にも、クラシックレースのトライアルレースや、サマーシリーズの対象レースなど、幅広く開催している競馬場となります。
阪神競馬場の5つの予想ポイント
芝外回り、内回り、ダートでそれぞれ別の顔を見せる阪神競馬場。そんな阪神競馬場のレースを予想する際に、押さえておきたいポイントを、過去のデータから検証していきましょう。
特に断りのないデータは、2017年1月1日~2021年12月31日の5年間に行われたレースのデータを参照しています。
ポイント①:やや差し&追込馬に有利な傾向
阪神競馬場の直線はダートで約350m、芝内回りで約360m、外回りで約470mです。
特別長いというわけではありませんが、その直線に急坂が設置されており、この急坂で逃げ・先行馬の脚が止まるといわれています。
また、その直線に向けて加速した3~4コーナーは、他競馬場と比べても大きなコーナーとなっており、加速のしやすいコーナーといえます。
その結果がある程度脚質別のデータに表れているので見てみましょう。
脚質 | 競馬場 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 全競馬場 | 【3175.2130.1627.10574】 | 18.1% | 30.3% | 39.6% |
阪神競馬場 | 【457.310.250.1697】 | 16.8% | 28.3% | 37.5% | |
先行 | 全競馬場 | 【7811.759. 6539.36311】 | 13.4% | 26.4% | 37.7% |
阪神競馬場 | 【1310.1207.1037.5829】 | 14.0% | 26.8% | 37.9% | |
差し | 全競馬場 | 【4272.5126.6190.69473】 | 5.0% | 11.0% | 18.3% |
阪神競馬場 | 【660.789.953.10025】 | 5.3% | 11.7% | 19.3% | |
追込 | 全競馬場 | 【1092.1467.2061.65545】 | 1.6% | 3.6% | 6.6% |
阪神競馬場 | 【176.280.369.9848】 | 1.6% | 4.3% | 7.7% |
逃げ馬の成績が今一つで、先行馬はほぼ全競馬場と同じような成績です。
差し&追込馬の成績が全競馬場の成績と比較すると若干良くなっており、基本的には差し&追込馬に有利なコースと考えることができます。
ポイント②:注目種牡馬はキズナ産駒
種牡馬別のデータを見ると、全競馬場成績ではディープインパクト産駒に次ぐ成績を残しているハーツクライ産駒がやや苦戦傾向。
このハーツクライに代わって好成績を残しているのがキズナ産駒です。
種牡馬 | 競馬場 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
ハーツクライ | 全競馬場 | 【642.626.639.5312】 | 8.9% | 17.6% | 26.4% |
阪神競馬場 | 【104.98.102.924】 | 8.5% | 16.4% | 24.8% | |
キズナ | 全競馬場 | 【260.235.224.1897】 | 9.9% | 18.9% | 27.5% |
阪神競馬場 | 【68.74.58.411】 | 11.1% | 23.2% | 32.7% |
ハーツクライの父はサンデーサイレンス、キズナの父はディープインパクトですから、父系の血統に大きな違いはありません。
違いがあるのが母系の血統。
ハーツクライの母父は比較的スタミナ勝負に強いトニービン(グレイソブリン系)であるのに対し、キズナの母父はスピードと底力を補完するノーザンダンサー系のStorm Cat。ここが大きなポイントとなりそうです。
父系がSS系で、母父がノーザンダンサー系の種牡馬というと、ディープインパクトと同じ組み合わせ。ディープインパクトも阪神競馬場でも好成績を残しています。
また、ややマイナー血統ではミッキーアイルが同じ組み合わせ(父ディープインパクト×母父ノーザンダンサー系)であり、やはり好成績を残しています。
種牡馬 | 競馬場 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
ミッキーアイル | 全競馬場 | 【52.48.30.340】 | 11.1% | 21.3% | 27.7% |
阪神競馬場 | 【16.8.8.82】 | 14.0% | 21.1% | 28.1% |
ポイント③:BMSはミスプロ系が好成績
阪神競馬場を得意としている種牡馬の傾向がSS系×ノーザンダンサー系ということは、この父系と相性の良い母系の成績が良いと想像することができます。
そしてSS系、ノーザンダンサー系の双方と好相性となると思いつくのがMr.Prospector系(ミスプロ系)でしょう。
そしてミスプロ系のBMSの代表格といえばキングカメハメハ。そのキングカメハメハの成績を確認しておきましょう。
BMS | 競馬場 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
キングカメハメハ | 全競馬場 | 【569.511.554.4986】 | 8.6% | 16.3% | 24.7% |
阪神競馬場 | 【109.93.109.882】 | 9.1% | 16.9% | 26.1% |
2021年の秋華賞を制したアカイトリノムスメ(父ディープインパクト×BMSキングカメハメハ)がこの組み合わせ。注目すべきBMSといえるでしょう。
同じくミスプロ系で結果を残しているマイナーBMSではSeeking The Goldも阪神競馬場で好成績を残しています。
ポイント④:長い末脚を使える馬の大勝負が穴ポイント
阪神競馬場は比較的堅い決着が多いコースであり、言い換えれば実力通り決まるケースが多い、正統派のコースといえます。
そんな阪神競馬場で穴をあけるとすれば、正攻法よりも奇襲戦法が狙い目。とはいえ、最後の直線に急坂があるため、単騎大逃げはハマりにくいコースといえます。
そこで狙ってみたいのが「3角マクリ」。阪神競馬場は3~4コーナーが大回りであり、芝の内回りコースでも3コーナー入り口からゴールまでが約900m、外回りとなると約1,100mの距離があります。
この長距離をマクリきるには相当なスタミナと、スピードの持続性が求められるため、他の馬や騎手もあまり警戒していません。
そのため、マクリを決め切れば波乱の決着になることも考えられるということに。
ちなみにデータを集計した5年間でも、2021年の京都2歳Sでジャスティンロックが、3角9番手(10頭立て)から一気にまくって勝利(5番人気)。
2020年の宝塚記念では、6番人気のキセキが2角13番手(18頭立て)、3角8番手から大マクリを見せて2着に入りました。
穴でねらうのは良い脚を長く使えるタイプの差し馬がおすすめといえるでしょう。
ポイント⑤:阪神競馬場で勝利数を稼ぐ川田騎手に注目
阪神競馬場で好成績を残しているのはやはり関西所属の騎手。
中でも川田騎手は阪神競馬場を得意としており、好成績を残しています。
騎手 | 競馬場 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
川田将雅 | 全競馬場 | 【639.470.340.1361】 | 22.7% | 39.5% | 51.6% |
阪神競馬場 | 【249.163.126.443】 | 25.4% | 42.0% | 54.8% |
川田騎手が5年間でマークした勝鞍の約4割が阪神競馬場。2017年の朝日杯FS(優勝馬・ダノンプレミアム)、2020年の同レース(優勝馬・グレナディアガーズ)、2021年の大阪杯(優勝馬・レイパパレ)と3つのGⅠ勝利も阪神競馬場で手にしています。
関東所属の騎手では、2021年の秋華賞をアカイトリノムスメで勝っている戸崎圭太騎手が、単勝回収率194%と存在感を見せています。
阪神競馬場の距離別特徴&傾向
阪神競馬場で行われるレースは、障害コースを除くと全13コース。それぞれの特徴と狙い目の傾向を紹介していきましょう。
コース①:芝1200m(内回り)
向正面の中央付近にスタート地点があり、内回りコースを回る芝1200m。
スタートから最初のコーナーまでが短く、レースの半分は下り坂を下るコースとなっており、スタート直後に好位置をキープしやすい内枠の馬、先行馬に有利なコースです。
コース②:芝1400m(内回り)
2コーナー奥のポケット地点からスタートし、内回りコースを回る芝1400m。
芝1200mと違い、最初のコーナーまである程度の距離があるため、向正面でのポジション争いが発生しやすく、先行馬の脚が止まりやすいコースです。
内枠有利は芝1200mと同様ですが、比較的差し馬が活躍するコースです。
コース③:芝1600m(外回り)
かつては内回りコースで行われていた芝1600m。内回り当時は序盤のポジション争いが激しくなり、ハイペースのレースが中心でした。
牝馬クラシックの桜花賞では、このハイペースを「魔の桜花賞ペース」と呼び、多くの人気馬が狂乱のハイペースで実力を発揮できずに敗れていきました。
2006年の改修で外回りコースが増設され、芝1600mはこの外回りを使用。スタート地点は芝1200mと同じ地点ですが、外回りだけに最初のコーナーまでの距離が十分とれる設計になっています。
それでも傾向を見ると差し馬有利なコース。特に内枠の差し馬に有利なコースと覚えておきましょう。
コース④:芝1800m(外回り)
芝1400mと同じ地点からスタートし、外回りコースを回る芝1800m。
最初のコーナーまでの距離も十分あり、さらに直線には急坂があるコースで、あまり紛れのないコースレイアウト。
荒れることはあまりなく、平均配当を見ても人気通りの決着となることが多いコースとなっています。
コース⑤:芝2000m(内回り)
スタンド前、4コーナーを出てすぐの辺りからスタートする芝2000m。
スタート直後から急坂を上りながら、序盤のポジション争いをしなければいけない過酷なコースです。
この序盤のポジション争いでスタミナを消耗する馬には厳しいコースで、距離以上のスタミナを持つ馬が活躍する傾向にあります。
狙いはスタミナ豊富な差し馬でしょう。
コース⑥:芝2200m(内回り)
芝2000mよりもさらに200m後方からスタートし、内回りコースを回る芝2200m。
芝2000mと似た傾向にあるコースですが、最初のコーナーまでの距離があるため、先行馬不利ということはありません。
スタミナタイプの馬を中心に狙いたいところです。
コース⑦:芝2400m(外回り)
芝2000mと同じポイントからスタートし、外回りコースを回る芝2400m。
芝2000mとは違い、向正面の直線が長く、道中に一息入れることができるコース形態となっています。
そのため残り3Fの切れ味勝負となることが多く、上がり3F最速をマークした馬の複勝率が80%超えとなっています。
スタミナはもちろん、終いの切れ味に注目して予想しましょう。
コース⑧:芝2600m(外回り)
年間に3レースほどしか使用されない芝2600mは、芝2200mと同じ地点をスタートし外回りコースを回るコース。
データの分母が少ないためハッキリとは言い切れませんが、コース形態からは先行馬有利なコースと考えられます。
コース⑨:芝3000m(内回り)
2021年は京都競馬場に代わり、菊花賞も行われたコースですが、例年であれば年に1レース、阪神大賞典のみで利用されるコースです。
スタート地点は2コーナー出口付近。ここから内回りコースを1周と2/3するコースとなります。
コーナーが6回、急坂を2回回るコースであり、道中のペースは落ち着く傾向にあります。
狙ってみたいのは3角マクリが打てる差し馬。
スタミナがあり、長くいい脚が使えるタイプを狙ってみましょう。
コース⑩:ダート1200m
ダート1200mは2コーナー出口付近がスタート地点。
阪神のダートコースは全般的に外枠が有利であり、1200mも当然ながら外枠有利となっています。
コース⑪:ダート1400m
スタート地点が2コーナーの引き込み線の奥にあり、スタートからしばらく芝コースを走るコースです。
外枠の馬の方が芝コースを走る距離が長く、芝1200m以上に外枠有利なデータとなっています。
特にスタート直後の二の脚がある先行馬に注目です。
コース⑫:ダート1800m
ダートコースの4コーナー出口付近からスタートし、ダートコースを1周する1800m。直線の急坂を2度走るコースとなります。
スタート直後に急坂があるため、先行馬には厳しいコースに見えますが、データ上は先行馬有利。
道中のペースが落ち着きやすいコースと考えていいでしょう。
コース⑬:ダート2000m
4コーナーの引き込み線からスタートし、スタート直後は芝コースを走るダート2000m。
この手のコースは外枠の先行馬が強いというのは定説であり、阪神ダート2000mにも同じ傾向が見て取れます。
ただし2000mと距離が長く、急坂も2回走ることから、序盤に飛ばしすぎた馬の急ブレーキに注意。
安定して好位でレースができる先行馬を狙いましょう。
阪神競馬場の基本情報
かつては内馬場に「仁川ゴルフクラブ」という全9ホールのゴルフコースがあったという珍しい阪神競馬場。
阪神競馬場自体の歴史は明治時代に遡りますが、現在の位置で阪神競馬場として開催を始めたのは第二次世界大戦後となります。
そんな阪神競馬場の基本情報を紹介しましょう。
阪神競馬場の概要&歴史
阪神競馬場は現在の位置に落ち着くまでに2度の移転が行われました。
最初の阪神競馬場(正式には鳴尾競馬場)ができたのは1907年(明治40年)。
昭和に入り戦争が近づくと、軍用機の飛行場として鳴尾競馬場を使用することとなり、阪神競馬場は逆瀬川付近に移転します(当時の名称は逆瀬川競馬場)。
第二次世界大戦後、現在の位置に再度移転し開催を開始するものの、人気が出なかったため、内馬場にゴルフ場を誘致することに。これが「仁川ゴルフクラブ」となります。
その後1952年に、逆瀬川競馬場跡地である軍用機飛行場(戦後米軍に接収されていた)が返還されるものの、移転は難しいということになり、内馬場で仁川ゴルフクラブを運営していた宝塚ゴルフ倶楽部に売却されます。
現在逆瀬川競馬場跡地に宝塚ゴルフ倶楽部があるのはこういった事情からということになります。
阪神競馬場の入場方法
阪神競馬場の入場料は200円(15歳未満は無料)。
入り口付近の券売機で入場券を購入し、ゲートを通過する形になります。
阪神競馬場以外の開催の場合はパークウインズとして開放されています。
阪神競馬場のアクセス
兵庫県宝塚市にある阪神競馬場の最寄り駅は阪急今津線の「仁川駅」となります。
住所 | 兵庫県宝塚市駒の町1-1 |
最寄り駅 | 阪急今津線【仁川駅】から専用地下道を利用し徒歩約5分 |
阪神競馬場の最寄り駅は「仁川駅」にあり、「仁川競馬場」とも呼ばれています。
仁川駅からは専用の地下道があるため、公共交通機関を利用する場合は迷うことなく競馬場に到着できるでしょう。
競馬場周辺には駐車場もありますが、台数に制限があり、また開催日は周辺道路が大変混雑するため、マイカー感染はあまり推奨できません。
★神戸三宮駅からの最短ルート
・阪急神戸線で【西宮北口駅】へ
・阪急今津線に乗り換え【仁川駅】へ
・専用地下道で競馬場へ
・所要時間約40分
★大阪梅田駅からの最短ルート
・阪急神戸線で【西宮北口駅】へ
・阪急今津線に乗り換え【仁川駅】へ
・専用地下道で競馬場へ
・所要時間約40分
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まとめ
春は桜花賞、宝塚記念、冬は2歳GⅠ2連戦など、大きなレースが行われる阪神競馬場。
コースは広大で、特に芝外回りの周回距離は最大クラスの競馬場です。
コースの特徴は大きく回る3~4コーナーと、直線に待ち受ける急坂です。
コース全般のデータを見ると差し&追込馬に有利な傾向ですが、コースによっては先行馬に有利にもなりますので、コース・距離ごとの特徴をしっかりと理解しておくことが重要です。
予想の際にもっとも注目すべきはやはり直線の急坂。この坂をクリアできるパワーと切れ味のある馬に注目しましょう。
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