帯広競馬場といえば、日本で唯一となる「ばんえい競馬」を行っている競馬場です。
ばんえい競馬とは、サラブレッドとは違う「輓馬(ばんば)」と呼ばれる大型馬が、1t近い重い荷物を載せたソリを引き、2つの山を越えていく迫力十分な競馬になります。
一時は存続の危機にも瀕したばんえい競馬ですが、インターネット投票の普及などもあり、近年は売り上げも増加。同時にこれまでばんえい競馬に触れてこなかった新規の競馬ファンの投票も増えています。
そこでこの記事では、帯広競馬場で行われる重賞の中から、特に注目度の高い5つの重賞を徹底解説。
さらにばんえい競馬の楽しみ方に関しても解説していきたいと思います。
- ■この記事で分かるコト
- 【帯広競馬場】過去の傾向
- 【帯広競馬場】予想のコツ
- 【帯広競馬場】5つのポイント
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目次
帯広競馬場5つの注目レース
★帯広競馬場5大注目レース
- ばんえいオークス(BGⅠ)
- ばんえいダービー(BGⅠ)
- 帯広記念(BGⅠ)
- イレネー記念(BGⅠ)
- ばんえい記念(BGⅠ)
帯広競馬場では、独自の重賞格付けを行っており、重賞レースは「ばんえい・グレード」の頭文字で「BG」と表記され、レースの大きさによりⅠ~Ⅲまで格付けが行われています。
今回注目するレースはすべてBGⅠ。つまりばんえい競馬でもっとも格付けが高い重賞レースということになります。
ばんえいオークス
ばんえいオークスはその名から想像できる通り、ばんえい競馬の3歳牝馬最強決定戦です。
まずは概要から紹介しておきましょう。
ソメスサドル杯 ばんえいオークス ~BGⅠ~ | |
開催日 | 12月4日(日) |
出走条件 | 3歳 牝馬限定 |
ばんえい重量 | 670kg(定量) |
1着賞金 | 150万円 |
※開催日は2022年度の日程。
中央競馬、もしくは帯広競馬場以外の地方競馬に親しんでいる方にとっては、開催時期に違和感があるかもしれません。
帯広競馬場では3歳のチャンピオン決定戦が毎年12月に行われます。
ばんえいダービー
3歳牝馬の頂上決戦がばんえいオークスなら、3歳の牡馬・牝馬の頂点を決めるのがばんえいダービーです。
日本全国の競馬場で行われる「ダービー」競走の中で、もっとも遅くに開催されるのがこのばんえいダービーとなります。
ばんえいダービー ~BGⅠ~ | |
開催日 | 12月29日(木) |
出走条件 | 3歳 |
ばんえい重量 | 定量 牡馬・セン馬 730kg 牝馬 710kg |
1着賞金 | 150万円 |
※開催日は2022年度の日程。
ばんえい競馬における1年間の総決算となる大一番。中央競馬の有馬記念よりも後、地方競馬の大一番である「東京大賞典(大井競馬場)」と同日に行われるため、今年最後の大勝負でも面白いかもしれません。
帯広記念
かつては帯広競馬場に加え、北海道内の旭川市、岩見沢市、北見市でもばんえい競馬が行われていました。その当時から帯広競馬場の大レースとして行われてきたのが帯広記念です。
1997年度の開催から帯広記念は正月開催に移行され、毎年正月の名物レースになっています。
帯広記念 ~BGⅠ~ | |
開催日 | 2023年1月2日(月) |
出走条件 | 4歳以上 |
ばんえい重量 | 別定 (900kg前後) |
1着賞金 | 250万円 |
※開催日は2022年度の日程。
帯広記念は4歳以上のレースですが、年が明けた時点で前年の3歳馬も4歳となり出走できるということになります。
ただし新4歳の一線級は、帯広記念の直前に行われる「ばんえいダービー(2022年度は12月29日開催)」に出走していますので、中心は5歳以上と考えていいでしょう。
帯広記念の結果は、この後行われるばんえい競馬最大のレース「ばんえい記念」の結果にも直結しますので、ぜひ注目したいレースといえるでしょう。
イレネー記念
古馬の最強決定戦が後に紹介する「ばんえい記念」、3歳馬の最強決定戦が上で紹介した「ばんえいダービー」、そして最強2歳馬決定戦がこのイレネー記念です。
イレネー記念 ~BGⅠ~ | |
開催日 | 2023年3月19日(日) |
出走条件 | 3歳 |
ばんえい重量 | 定量 牡馬 690kg 騙馬 680kg 牝馬 670kg |
1着賞金 | 250万円 |
中央競馬やほかの地方競馬場では、年内(12月まで)に2歳王者決定戦が行われますが、帯広競馬場では年度末になる3月に行われます。
そのため出走する馬はすべて「3歳馬」となります。
帯広競馬場ではダービー、オークスが12月に行われるためこのような日程になっています。
ばんえい記念
帯広競馬場で行われるばんえい競馬において、最大のレースがこのばんえい記念です。
毎年年度末に開催され、その年度でもっとも強かった馬を決める大一番とされています。
農林水産大臣賞典 ばんえい記念 ~BGⅠ~ | |
開催日 | 2023年3月20日(月) |
出走条件 | 4歳以上 |
ばんえい重量 | 定量 6歳以上牡馬・騙馬 1,000kg 5歳以下牡馬・騙馬 990kg 6歳以上牝馬 980kg 5歳以下牝馬 970kg |
1着賞金 | 1,000万円 |
曳く重量はばんえい競馬で最重量の1t。1着賞金も破格の1,000万円であり、すべてのばん馬はこのレースを目標に1年間戦い抜きます。
出走条件は4歳以上。さらに選抜された馬のみが出走可能となっています。フルゲートの10頭以上が参戦を希望した場合は、収得賞金上位10頭が選抜される、まさに最強馬決定戦にふさわしいレースといえます。
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帯広競馬場5つの注目レース【過去の傾向】
ばんえい競馬の予想経験があまりないという方も多いかと思いますが、まずは過去の傾向から、そのレースの特徴をつかんでおきましょう。
ばんえいオークス
年 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 騎手 | 厩舎 |
2017 | 5枠 | 5番 | ナカゼンガキタ | 2番人気 | 西 | 西 |
2018 | 2枠 | 2番 | ミスタカシマ | 1番人気 | 鈴木 | 槻舘 |
2019 | 6枠 | 6番 | ジェイカトレア | 1番人気 | 藤野 | 平田 |
2020 | 8枠 | 9番 | アバシリルビー | 2番人気 | 西 | 金田 |
2021 | 8枠 | 9番 | サクラヒメ | 1番人気 | 渡来 | 今井 |
ご覧の通り、基本的には上位人気が強いレースとなっています。
とはいえ人気サイドだけ買っていれば勝てるレースではないので注意。
過去10年で、1&2番人気がともに馬券圏内(3着以内)に入ったのは3度のみ。
1番人気の成績が【4.1.1.4】、2番人気の成績が【3.2.2.3】と、そこまで信頼度が高いわけではありません。
1&2番人気が同時に馬券圏外(4着以下)になったのは過去10年で1度もありませんので、1番人気か2番人気のどちらかを軸に指名し、相手は手広く構えた方が良いかもしれません。
ばんえいダービー
年 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 騎手 | 厩舎 |
2017 | 7枠 | 8番 | メジロゴーリキ | 2番人気 | 長澤 | 岡田 |
2018 | 5枠 | 5番 | アアモンドグンシン | 2番人気 | 阿部 | 小林 |
2019 | 7枠 | 8番 | メムロボブサップ | 1番人気 | 阿部 | 坂本 |
2020 | 3枠 | 3番 | キョウエイリュウ | 1番人気 | 松田 | 村上 |
2021 | 8枠 | 9番 | オーシャンウイナー | 2番人気 | 菊地 | 中島 |
過去5年を見てもわかる通り、1&2番人気が非常に強いレース。
過去10年で1番人気は【4.2.1.3】、2番人気は【6.2.1.1】と圧倒的な数字に。過去10年はどちらかが勝っているということになります。
まずは1&2番人気に注目し、どちらかを軸に、もしくは2頭を軸に少点数で勝負するのがおすすめです。
帯広記念
年 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 重量 | 人気 | 騎手 | 厩舎 |
2018 | 8枠 | 9番 | コウシュハウンカイ | 920kg | 3番人気 | 藤本 | 岡田 |
2019 | 7枠 | 7番 | オレノココロ | 920kg | 1番人気 | 鈴木 | 槻舘 |
2020 | 3枠 | 3番 | コウシュハウンカイ | 920kg | 5番人気 | 藤本 | 松井 |
2021 | 6枠 | 6番 | オレノココロ | 910kg | 1番人気 | 鈴木 | 槻舘 |
2022 | 7枠 | 7番 | キタノユウジロウ | 900kg | 5番人気 | 菊地 | 村上 |
2018~2021年の間は、コウシュハウンカイとオレノココロが交互に優勝。ちなみに2016・2017年はオレノココロが連覇しています。
過去に連覇している馬も多く、とにかくリピーターの多い重賞という印象。
さらに2021年のオレノココロは11歳、2020年のコウシュハウンカイは10歳と、超高齢馬でも活躍できるレースでもあります。
イレネー記念
年 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 重量 | 人気 | 騎手 | 厩舎 |
2018 | 4枠 | 4番 | カネサダイマオー | 690kg | 4番人気 | 藤野 | 松井 |
2019 | 8枠 | 10番 | メムロボブサップ | 690kg | 1番人気 | 阿部 | 坂本 |
2020 | 8枠 | 10番 | コマサンダイヤ | 690kg | 3番人気 | 藤野 | 金田 |
2021 | 2枠 | 2番 | オーシャンウイナー | 690kg | 2番人気 | 菊地 | 中島 |
2022 | 3枠 | 3番 | キングフェスタ | 690kg | 5番人気 | 鈴木 | 小北 |
イレネー記念は牝馬も出走可能なレースですが、牝馬が勝ちきるのは難しいレースでもあります。
牝馬が最後に勝ったのは1999年。牡馬が23連勝中です。
過去10年の1番人気は【4.2.1.3】、2番人気は【3.3.2.2】とどちらも安定した成績。
人気の牡馬から狙うというのがイレネー記念の基本的な傾向といえます。
ばんえい記念
年 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性・齢 | 人気 | 騎手 | 厩舎 |
2018 | 6枠 | 6番 | オレノココロ | 牡8歳 | 1番人気 | 鈴木 | 槻舘 |
2019 | 5枠 | 5番 | センゴクエース | 牡7歳 | 2番人気 | 工藤 | 槻舘 |
2020 | 7枠 | 7番 | オレノココロ | 牡10歳 | 2番人気 | 鈴木 | 槻舘 |
2021 | 8枠 | 9番 | ホクショウマサル | 牡10歳 | 2番人気 | 阿部 | 坂本 |
2022 | 8枠 | 8番 | メジロゴーリキ | 牡8歳 | 4番人気 | 西 | 松井 |
これまでの傾向として押さえておきたいポイントは2つ。
まずは「高齢馬が強い」という点。過去5年の結果を見ても最年少優勝はセンゴクエースの7歳で、10歳馬が2頭勝っているレースとなります。
さらに過去を遡っても、5歳馬が最後に優勝したのが1989年(平成元年)のイエヤスで、以降33年間勝ち馬が出ていません。4歳馬に関しては1968年(昭和43年)の第1回ばんえい記念から1頭の勝ち馬も出ていません。
出走表を見たらまずは高齢馬、特に勝率が高くなる8歳以上を狙いましょう。
続いて「牝馬は苦戦」というポイント。
牝馬が最後に優勝したのは1982年(昭和58年)のキヨヒメまで遡り、以降40年間牝馬の優勝馬はいません。
一般的な定量の重賞でも牡牝の重量差は20kg。ばんえい競馬最重量の重量を曳くこのばんえい記念でも同じく20kgです。
そもそもの重量が重いだけに、牝馬にとっては20kgのハンデでは足りないと考えていいでしょう。
狙うのは8歳以上牡馬。牝馬と6歳以下はかなり割引という前提で予想をしましょう。
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帯広競馬場5つの注目レース【予想のコツ】
ばんえい競馬は単に力の強い馬、大きな馬が勝つという単純なものではありません。
それぞれのレースで、予想のコツとなるポイントがありますので押さえておきましょう。
ばんえいオークス
かつてはばんえい競馬にも「3歳牝馬三冠レース」が存在しましたが、現在3歳牝馬限定の重賞はこのばんいえオークスのみです。
1980年代から2000年代初頭にかけ、牝馬のデビュー数が大幅に減少し、レースが成立しにくくなったためです。
近年では牝馬のデビューも増えていますが、依然として3歳牝馬限定重賞がこのばんえいオークスのみですので、ここに予想のコツがあります。
牝馬とは違い三冠レースが確立している牡馬路線。3歳牝馬も強豪馬はこの牡馬路線に出走するケースが多いのが現状です。そこで注目したいのが、ばんえいオークスの1か月前に行われる「ばんえい菊花賞」です。
近5年間の「ばんえい菊花賞最先着牝馬のばんえいオークス成績」を確認してみましょう。
年度 | 馬名 | ばんえい菊花賞成績 | ばんえいオークス成績 | ||
人気 | 着順 | 人気 | 着順 | ||
2017年 | ナカゼンガキタ | 10番人気 | 2着 | 2番人気 | 1着 |
2018年 | ミスタカシマ | 1番人気 | 1着 | 1番人気 | 1着 |
2019年 | ジェイカトレア | 6番人気 | 7着 | 1番人気 | 1着 |
2020年 | エンゼルフクヒメ | 10番人気 | 9着 | 1番人気 | 3着 |
2021年 | サクラヒメ | 1番人気 | 1着 | 1番人気 | 1着 |
ばんえいオークスに出走する馬の中で、ばんえい菊花賞で最先着した馬の成績は4勝3着1回とほぼ完ぺき。
当然人気にもなりますが、まず軸馬として最適でしょう。
相手はひとひねり必要です。
ばんえいオークスは定量戦。前走や前々走で別定戦で重い斤量を曳いて負けている馬などは人気の盲点になりやすいので注意しましょう。
ばんえいダービー
ばんえいダービーは荒れることがあまりない、基本的に堅いレースです。
しかし1&2番人気など、上位人気でも狙いにくい馬もいます。それが牝馬です。
ばんえいダービーを牝馬が最後に勝ったのは2005年。16年連続で牡馬(もしくは騙馬)が勝利しています。
ちなみに過去10年で4着以下に負けた1番人気はすべて牝馬。しかもばんえいオークスを勝った牝馬です。
年度 | 馬名 | ばんえいダービー | ばんえいオークス | ばんえい菊花賞 | ||||||
人気 | 着順 | 重量 | 人気 | 着順 | 重量 | 人気 | 着順 | 重量 | ||
2017年 | ナカゼンガキタ | 1番人気 | 7着 | 710kg | 2番人気 | 1着 | 670kg | 10番人気 | 2着 | 680kg |
2018年 | ミスタカシマ | 1番人気 | 4着 | 710kg | 1番人気 | 1着 | 670kg | 1番人気 | 1着 | 680kg |
2021年 | サクラヒメ | 1番人気 | 4着 | 710kg | 1番人気 | 1着 | 670kg | 1番人気 | 1着 | 680kg |
牝馬がなかなかばんえいダービーで勝てない理由は主に2つ。
ひとつは「ばんえいオークスが最大目標のケースが多い」という点。
牝馬の頂点を決める戦いがばんえいオークスであり、このオークスを最大目標に仕上げてくる馬は少なくありません。
ばんえいオークスからおよそ中3週間程度での出走になりますので、余力がないケースは考えられます。
もうひとつは重量。
同じ牡牝混合の「ばんえい菊花賞」は別定戦であり、トップクラスの牝馬でも重量は680kg。ばんえいオークスは定量戦で670kgです。
これに対しばんえいダービーは定量戦で牝馬は710kg。この30~40kgが大きく影響しているとも考えられます。
ばんえい競馬の重量による影響は、後に解説しますが、30~40kg増というのはかなりの影響が考えられます。それが牡馬よりもパワーで劣る牝馬であれななおさらでしょう。
牝馬はいくら強くても1枚割引がばんえいダービー予想のコツといえます。
帯広記念
帯広記念は正月開催の目玉レースではありますが、関係者にとっては大目標とも言い難いのがポイント。
帯広競馬場のスケジュールは、毎年4月からスタートし、3月まで続きます。つまりばんえい競馬関係者にとって1年の総決算は3月に行われる大レース・ばんえい記念となります。
帯広記念はBGⅠでありながら、このばんえい記念に向けたステップレースという性格も持ち合わせていますので、ここも考慮して予想しましょう。
ちなみに2022年の帯広記念で1番人気に推されたメジロゴーリキは2着に敗退。しかし、その後大目標であったばんえい記念を勝ちきっています。
ばんえい記念が本番という馬は一枚割引が必要です。できれば帯広記念を勝負レースとしている馬を狙いたいところです。
イレネー記念
イレネー記念は3歳若駒の勝負。注目したいのが馬体重です。
ばんえい競馬で走るばん馬の馬体重は、古馬ともなれば1tを超える馬が珍しくないほど大きくなります。
しかし3歳春の時点では、そこまで大きくならない馬もいます。ばんえいけいばは重い重量を曳いて競う競技ですので、体の大きさは予想のポイント。
とはいえ、3歳春の時点で大きすぎる馬も狙いづらいところ。まだばんえい競馬に慣れていない若駒は、力と体の大きさを持て余すもの。
ここで過去5年の、もっとも馬体重の重い馬と、軽い馬の成績を見てみましょう。
年 | 馬名 | 馬体重 | 人気 | 着順 | |
2018年 | 最重量 | オレワチャンピオン | 1052kg | 1番人気 | 3着 |
最軽量 | コウシュハレガシー | 940kg | 3番人気 | 4着 | |
2019年 | 最重量 | ハイトップフーガ | 1070kg | 9番人気 | 7着 |
最軽量 | メムロボブサップ | 952kg | 1番人気 | 1着 | |
2020年 | 最重量 | コウテイ | 1137kg | 6番人気 | 5着 |
最軽量 | アヴエクトワ | 906kg | 9番人気 | 9着 | |
2021年 | 最重量 | アルジャンノオー | 1054kg | 4番人気 | 6着 |
最軽量 | アバシリサクラ | 956kg | 10番人気 | 10着 | |
2022年 | 最重量 | クリスタルコルド | 1066kg | 2番人気 | 4着 |
最軽量 | トワイチロ | 870kg | 6番人気 | 2着 |
最重量で勝った馬は0。最軽量ではメムロボブサップの1勝のみです。
メムロボブサップは2022年6月現在6歳。通算71戦して【26.25.7.13】という現役の怪物です。このレベルでないと勝ち負けは難しいということ。
いずれにせよ、最重量、最軽量ともに狙いにくいのは事実です。
ばんえい記念
過去の傾向から、6歳以下と牝馬はかなり割引というポイントは上記の通り。さらにチェックすると、リピーターが多い重賞であるという特徴も見られます。
近10年で複数回馬券に絡んだ馬を紹介しましょう。
馬名 | ばんえい記念実績 | 3着以内時の齢 |
カネサブラック | 【2.2.0.0】 | 1着 9・11歳 2着 7・8歳 |
キタノタイショウ | 【1.1.1.2】 | 1着 9歳 2着 11歳 3着 7歳 |
インフィニティー | 【1.0.1.1】 | 1着 8歳 3着 9歳 |
ニュータカラコマ | 【0.2.1.2】 | 2着 7・8歳 3着 9歳 |
フジダイビクトリー | 【1.1.1.1】 | 1着 8歳 2着 10歳 3着 11歳 |
コウシュウハウンカイ | 【0.0.3.3】 | 3着 6・8・11歳 |
オレノココロ | 【3.1.0.1】 | 1着 7・8・10歳 2着 9歳 |
センゴクエース | 【1.1.0.1】 | 1着 7歳 2着 8歳 |
ホクショウマサル | 【1.0.1.0】 | 1着 10歳 3着 9歳 |
近10年で見ただけでもこれだけのリピーターが誕生しています。さらに馬券に絡んだ時の馬齢を見ると、やはり8歳以上が中心です。
昨年、一昨年にも出走している馬、馬券に絡んでいる馬を狙ってみるのがコツといえるかもしれません。
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帯広競馬場で予想する際押さえておきたい5つのポイント
★ばんえい競馬の重要な予想ポイント5つ
-
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- ばんえい競馬は騎手が重要
- 他競馬場とは違う馬場状態の見極め
- 重量差を通常の競馬の斤量で置き換えよう
- 生涯100戦以上も当たり前のばんえい競馬のローテーションを知る
- 歳を重ねるほど強くなるのがばんえい競馬
-
どれもばんえい競馬ならではのポイントであり、帯広競馬場のレースを買う以上知っておきたい基本的なポイントとなります。
それぞれ詳しく解説していきましょう。
【Point01】ばんえい競馬は騎手を買え!
一般的な競馬では「馬7:騎手3」などと言われていますが、ばんえい競馬ではこの割合がほぼ逆転し、「馬4:騎手6」とも言われるほど騎手の腕が重要な予想ポイントとなっています。
騎手の力が大きいとされる主な理由は2つ。
ひとつは「騎手が馬に乗っていない」という点です。一般的な競馬では、騎手が馬に乗り、鞍上から馬の様子をチェックしたり、馬に指示を出したりします。
しかしばんえい競馬の騎手がいるのはソリの上。馬と騎手がおよそ3mほど離れた状態でレースが行われます。
馬に直接接することなく、ある程度離れた距離から馬の様子を観察し、手綱を利用して馬に指示を出す。文字で書けば簡単ですが、意思の疎通を図る相手は馬であり、言葉の通じない生き物です。
ある程度離れていても馬の状態を把握できる、そして馬に的確な指示を出せるのがトップジョッキー。馬を操る騎手の腕が、一般的な競馬よりも非常に大きなポイントとなるわけです。
もうひとつは「レース中の戦略要素が高い」という点。一般的な競馬でも、レース戦略は重要ですが、それ以上に重要になるのがばんえい競馬の特徴です。
ばんえい競馬ではレース中に一旦馬を完全に停止させ、呼吸を整える時間が必要です。それほど2つの障害を超えるのは馬にとっても大変な動きということ。
馬の状態を確かめつつ、どのタイミングで休ませるか、休ませた馬にどのタイミングでGOサインを出すか。この判断がレース結果に大きな影響を与えます。
この2点を見てもばんえい競馬における騎手の力量がどれほど必要かということが分かるのではないでしょうか。
【Point02】馬場水分だけで馬場状態を判断しない!
一般的な競馬では、雨が降った場合の馬場状態を「稍重」、「不良」などの言葉で表現しますが、ばんえい競馬では具体的な数値で発表します。
それが「馬場水分」です。
ばんえい競馬の行われるコースの一部の水分量を計測し、0.1~10.0%の間で発表するというもの。
冬季の競馬で積雪がある場合は、10.0%を超える馬場水分になるケースもあります。
一般的には馬場水分が高いとソリが曳きやすくなり、スピードのある馬が有利、馬場水分が低いとソリが曳きにくくなり、パワーのある馬が有利とされています。
ただしこれはあくまでも一般論。
ばんえい競馬では「セパレートコース」が採用されており、出走する馬は自分のレーンから出ることなく、まっすぐにゴールを目指します。
つまり一般的な競馬のように、「馬場のいいところを選んで走る」ということができないということ。
馬場水分は発表されるものの、すべてのコースが同じ水分量ということはありません。
日の当たり方や気温によって、同じレースでも走りやすいコース、走りにくいコースが出てくることも当然あるわけです。
ばんえい競馬初心者にとって、コースごとの馬場状態の見極めは難しいものですが、レース中継をしている解説者の解説などでは触れられる機会も多いので、聞き逃さないようにしましょう。
【Point03】重量10kg差は斤量1kg差のイメージ
ばんえい競馬でレース予想に欠かせないのが負担重量の考察です。
ばんえい競馬では460~1000kgの負担重量が存在し、レースごとにどの馬がどの程度の重量を曳くかが決まっています。
ではこの重量差がどの程度レース結果に影響を与えるのでしょうか。
一般的な競馬を楽しんでいる方であれば、ある程度イメージできるかと思いますが、一般的な競馬では斤量が1.0kg違うとおよそ1馬身、時計にして0秒2程度の差が生まれるといわれています。
ばんえい競馬の負担重量を見ると、「牝馬は20kg減」というケースが中心です。
一般的な競馬の別定戦では、牝馬は斤量2.0kg減というのが基本ですので、「一般的な競馬の1.0kg差=ばんえい競馬の10kg差」と考えていいでしょう。
さらに負担重量を考える場合、馬体重との兼ね合いも重要になります。
ばんえい競馬に出走するばん馬の馬体重は800~1,100kg程度が一般的。このサイズで460kg~1,000kgのソリを曳くわけです。
単純に馬体重が軽い馬はパワーもそこまで大きいということはなく、負担重量によるマイナスが大きくなります。
反対に1,000kgを超えるような大型馬は、そこまで大きな影響がありません。
このあたりも考慮に入れて予想する必要があります。
【Point04】次のレースまでのローテーションに注目
帯広競馬場のデータを見ると、ばんえい競馬に出走する馬たちの戦歴に違和感を覚えます。
近年最強と呼ばれたオレノココロは通算173戦52勝、ばんえい記念を2勝した名馬・カネサブラックの生涯成績は186戦72勝。
ばんえい競馬は10歳を超えても現役で活躍できるのは事実ですが、それにしても出走数が非常に多いのが特徴です。
ちなみに中央競馬の最多出走記録はハートランドヒリュが持つ127戦(4勝)。名馬ディープインパクトは生涯14戦、7歳まで大きな休養もなく走り続けたキセキでも生涯33戦です。
2021年度のばんえい記念を制したメジロゴーリキは、この2021年度だけで23戦しています。
とにかく出走数の多いばんえい競馬では、馬の調子の良し悪しを見抜くのも重要なポイント。
出走している馬が近くどのレースを目標にしているかを読み解くことができれば、現状馬がどのような状態かを推測することもできます。
そのレースが目標としているレースであれば仕上がっていますし、次のレースが大目標であれば仕上がる寸前、前走が目標であれば調子が落ち始めているなどなど。
その馬のローテーションを見極めることも重要なポイントとなります。
【Point05】高齢馬だからこそ狙えるのがばんえい競馬
一般的な競馬では、現役生活は3~6歳あたりが全盛期で、8歳まで現役を続ける馬は稀です。
しかしばんえい競馬は高齢になってからが勝負。そもそもサラブレッドとは違う品種の馬であり、力の全盛期のタイミングも変わります。
また競技の性質上、瞬発力はそこまで重要ではなく、これも競走馬の寿命が長い理由と考えられます。
上で紹介したばんえい競馬最大のレース「ばんえい記念」の結果を見てもわかる通り、ばんえい馬のピークは8~9歳。10歳を超えても一線級という馬は少なくありません。
ばんえい競馬を予想するときは、サラブレッドの年齢による常識にとらわれず、高齢馬を積極的に狙っていきたいところです。
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地方競馬NO.2:「モーカル」

2023-3-22 笠松10R
522,080円
2023-3-22 姫路10R
270,720円
2023-3-24 佐賀1R
190,000円
2023-3-24 笠松10R
320,160円
2023-3-25 佐賀5R
735,720円
- ■おすすめポイント
- 地方競馬特化だから365日毎日参加可能!
- 的中する喜びを常備味わえる!
- 無料情報は展開予想!
初回料金 | 12,800円 |
---|---|
初回平均獲得額 | 550,000円 |
平均回収率 | 1949% |
平均的中率 | 90% |
地方競馬NO.3:「競馬with」

2023-3-25 中山5R
251,280円
2023-3-25 阪神2R
470,300円
2023-3-26 中京8R
79,480円
2023-3-26 中京10R
441,100円
- ■おすすめポイント
- 初心者でも勝てる!当たる!
- 専属馬券師50名以上!
- 無料でも重賞レースが貰える!
初回料金 | 24,800円 |
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初回平均獲得額 | 557,200円 |
平均回収率 | 4520% |
平均的中率 | 87% |
まとめ
日本で唯一となるばんえい競馬を開催する帯広競馬場。
ばんえい競馬には一般的な競馬にはない常識も多く、普段あまり触れる機会のない競馬ファンにとっては非常に刺激的な競技といえるでしょう。
多くの競馬ファンが、最初に買うのは大きなレース。中央競馬で言えば有馬記念やダービーといった大レースの馬券購入からファン歴が始まっているかと思います。
ばんえい競馬に初挑戦するのであれば、ばんえい競馬の大レースからがおすすめ。
この記事で紹介した注目レースから帯広競馬場のレースに注目していくのがおすすめです。
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