みなさんは競馬予想を当日に予想しますか?
競馬の予想する日によって内容は大きく変わる事もあるでしょう。
例えば3日前に予想した馬が当日に見た時とでは、全く調子が違う!なんて事もあります。
今回は、競馬予想で当日に参考にできるものを紹介したいと思います。
目次
競馬は当日だと大きく変わる!?パドックと馬場状態
まず競馬で、当日に関して一番変わる部分は、馬の様子とその日の競馬場に状態でしょう。
これは、当日にならないと分からない部分ですので、当日の生に情報が全てです。
競馬情報サイトから予想が配信されるのは、一般的にレース前日の夕方〜レース当日の朝です。
馬券を購入する時間も考慮して、なるべく早い時間での情報配信を希望する意見も多いのです。
しかし、情報を元に馬券を買う場合は、当日のパドックや馬場状態を無視した予想になっていることが難点です。
競馬は馬の調子やその日の馬場状態による優劣や展開予想も重要です。
パドックでは、馬の毛艶や歩き方、落ち着き状態、発汗量、筋肉の付き方から馬の状態を見極めることができます。
馬場状態は雨による良馬場、重馬場による相性もありますし、同じ良馬場でも芝の荒れ具合や、稍重に近い良馬場など、枠順や脚質による優劣が1日の中で顕著に現れる場合もあります。
このように、当日しか解り得ない部分もあるのです。
馬の見た目を確認しよう
パドックで見る主要な馬の見た目は、筋肉の付き方と毛艶です。
レース当日は、太すぎず細すぎず、程よい肉付きが理想です。
パドックの時点では、若干ふっくら見えるくらいが好ましいです。
肉付きと同時に毛艶も見ます。
競走馬は茶系や黒系など様々な毛色があり、さらに馬によって毛質が違うので簡単に艶の良し悪しを見極めるのが困難です。
できれば、過去のレースのパドック映像と比較して毛艶の状態をチェックできると理想です。
プロの予想屋たちは、パドックだけではなくトレセンなどでも頻繁に馬の状態をチェックしているので、パドックで一目みるだけですぐに状態の良さを判断する事ができます。
馬のテンションは重要!
競走馬がレースで力を出せるかどうかは、当日のテンションが重要です。
気合が入っていれば良いという事だけではなく、パドックの時点では落ち着きがあって気持ちに余裕を持っている事が重要です。
パドックで気合が入って興奮している馬は逆にイレ込みすぎでマイナス評価になります。
パドックで調子の良い馬の特徴は次のものがあります。
・パドックの外側をゆったり大きめのストライドで歩いている
・観客席を見渡す余裕がある
・過剰な汗をかいていない
・リズムよく一定に歩いている
・歩き方の見た目が綺麗
興奮気味な場合や、テンションが低すぎて下を向きっぱなしで小刻みに歩いている馬なども減点です。
ただし、馬にも性格があるのでパドックのテンションが必ずしも調子と直結するとは限りません。
できれば馬の性格も考慮して、その馬ごとに理想の状態を把握してパドックを見れるようになれば一人前です。
その当日のパドック映像が結構ヒントをくれています。
調子の悪さも確認しよう
調子が悪い馬はパドックで次の症状を見せる場合があります。
・多量の汗
・ボロ(馬糞)が多い
・フケが出ている
・よだれが出ている
初心者の方は、パドックを歩く馬の姿を見て美しいと感じるか、少しわかりにくいですが、調子の良し悪しのおおよそのパロメーターを探る事から始めるとよいでしょう。
パドックによる分析は経験も重要です。
しっかりレース前はパドック観察していけば自然と目利きができるようになっていきます。
競馬予想サイトでは当日のデータがない?
競馬予想サイトでは、情報をてい今日した後に、パドックなどの当日参考になる情報に応じて予想内容を変更する事はありません。
中には、メルマガなどで当日の最新情報を紹介したり、新しい予想買い目情報を配信することもあるかもしれませんが、一度提供していまった予想を提供し直すという事は絶対にしないでしょう。
競馬予想サイトは、追い切りや調教、厩舎からの情報などを精査して当日の競走馬の状態まで事前に予想して買い目配信をしています。
馬場状態も同様に、過去のデータを隈なく調べたり、前週までの芝の荒れ具合などを考慮して、当日どのようなレース展開になるかを予想しています。
当日の予想の参考になるような情報が競馬予想サイトの情報には加味されていない事が多いので、注意したほうが良さそうですね。
急な天候に変化で予想も大きく変わる
天気予報や馬の状態が当日急変することも、実際によくあります。
本来は、レース直前の最新情報を全て網羅して馬券を買うことが理想ですが、競馬情報会社の場合は情報配信した後に会員に馬券購入をする時間を確保する環境作りのため、ある程度イレギュラーな状況の変化は割り切っています。
ある程度は、パドックや馬場状態が思惑と外れて馬券が不的中することも織り込んで予想しているのが現状です。
しかし、優良競馬情サイトはたとえ予想に反する当日の変化が起こって不的中になったとしても、長期的に見れば高い的中率と、100%以上の回収率になるように計算されています。
競馬情報サイトの予想を参考にしたい場合は、パドックや当日の馬場状態から不安を感じても、独断で買い目を変えたり追加購入しないほうが長期的に安定した収益を見込めます。
ただし、長期的に勝てるのはあくまでも緻密な計算をしている優良競馬情報サイトのみです。
質の悪い予想を紹介している悪質サイトの場合、パドックや馬場状態の予測をする努力すらしていないので、素人の予想やテレビ番組の芸能人予想に比べても期待値が低くなるので注意しましょう。
馬場状態も天候によって変化する
競馬において馬場状態とはレースの結果を大きく左右する要因となります。
現在日本の競馬には、馬場状態は芝コース・ダートコース共通です。
良・やや重・重・不良の4種類に分類されていて、海外の競馬などでは更に細かく分類されている事もあります。
この4種類の馬場状態は、芝コースでしたら、芝の傷み具合などは関係なく、コースに水がどれだけ含んでいるかによって決定されます。
開催日も含めて、開催日の前日・前々日も天気がよければ、どれだけ芝が傷んでいようが大体良馬場となります。
馬場状態の判定は開催日当日に競馬場のスタッフがコースを実際にあるいてコースの含水量を芝・ダートそれぞれ計測します。
その計測したコースの含水量の割合によって決められます。
良は一番乾燥している状態を言い、芝コースであれば、一番走り安い絶好のコンディションといいます。
コースの含水量が多い順に不良→重→やや重→良となるわけです。
芝の場合は馬場状態が悪くなればなるほど、走りにくくタイムも出にくくなります。
逆にダートの場合は、適度に水を含んだ状態の方が土が固まり走りやすくなって、タイムも出やすくなります。
ダートの場合は、不良であれば一番タイムが出やすいと一概に言い切れる事ではなく、コースの砂と水の量との相性にもよって少し変わってきますので、その日のレースタイムなどを参考に馬場状態を読みとくといいでしょう。
芝コースの場合は馬場状態が悪くなると、芝が滑り走りにくくなります。
爪が小さく立っている形の馬ですと、こういった滑りやすい馬場も得意に走る事ができ、お皿のように大きな脚の馬は逆に滑る抵抗を受ける面積が大きくなり滑る馬場を苦手としています。
ひと飛びが大きいストライド走法をする馬は滑る馬場を苦手とし、一歩の歩幅が小さく、回転数で走るピッチ走法の馬は滑る馬場なども得意と言われております。
脚の大きさなどは初心者はテレビの画面ごしなどでも、なかなか判断はしずらい所がありますが、走法については、過去のレースVTRなどが見れれば、判別もつきやすいと思います。
また、仮に滑る馬場や状態が悪い馬場を得意とする、体型や走り方をしていたとしても、馬自体の性格で、走りにくい馬場になると本気で走ろうとしない馬などもいます。
馬場状態が悪い時は、まずは過去のデータから馬場状態別の成績などを見るようにしましょう。
重や不良の状態で好走した実績のある馬はある程度の悪い状態の馬場も得意と見る事ができます。
悪い馬場状態のレースで大敗した実績が1〜2回ある馬は、次のレースでは悪い状態の馬場を克服して好走してしまうケースもあります。
できれば、過去のデータだけで判断するのではなく、合わせてそれぞれの馬の特徴も含めて判断して予想するのがよいでしょう。
当日の馬場状態は脚質にも影響を与えていた
当日の馬場状態は、各馬の脚質によっても色々な大きな影響を与えます。
良い馬場状態のときは、「逃げ」や「先行」は悪い馬場状態の時と比べ速いペースになります。
速いレースの為スタミナスタミナを奪われにくい分、最後まで体力が持ち、走りきる事ができてしまいます。
逆に馬場状態が悪いと、「逃げ」や「先行」の馬はスタミナを奪われて、後半に追い上げる差し・追い込みが有利になると思う人もいるかもしれないですが、そんな事はなく、馬場状態が悪いと、差しと追い込みは不利になります。
レースの後半にかけて、瞬発力を使って先行している馬達を抜かす脚質の「差し」と「追い込み」は良い馬場状態の方が走りやすいコースだからこそ、脚質を上手く使う事ができます。
馬場状態が悪くなってしまうと、最後の直線などに追い上げる事ができず、不発に終わってしまう事もあるでしょう。
なので、芝コースの良い馬場状態の場合は「逃げ」・「先行」・「差し」・「追い込み」の脚質は条件的には同じ環境と言えるでしょう。
馬場状態が悪くなると、「逃げ」・「先行」が有利というパターンが多くなっています。
また、馬場状態というのは、含まれる水分量で判断される馬場状態ではなく、芝コースの場合には芝そのものの傷み具合もレースに影響を与えてきます。
レース開幕週の始めなどは、整備されたきれいな芝となっている事が多く、競走馬にとても走りやすく好タイムが出やすくなっています。
その芝生が1,2ヶ月経過すると、芝が傷んできてタイムが伸びにくくなってきます。
よって、馬場状態を確認するには、競馬場か当日に発表される含水量だけではなく、開催何周目なのかも考慮するのが予想の参考になるでしょう。
このように競馬の予想は馬の状態だけを見るのではなく、馬場状態など、当日に参考になる情報が沢山あるので、是非予想の要素に加えてください。
まとめ
今回は、競馬予想において当日に参考にする部分を紹介しました。
結果的に、当日参考にする部分はリアルタイムでないと変わらない要素です。
当日になって、馬の調子や、興奮状態は事前に予想なでを告知している競馬サイトでは解り得ないのです。
また、その情報にあわせて、天候、馬場状態なども含まれてきます。
そのため、馬券は最後の買うのが良いでしょう。
いくら完璧な予想をしていても、突然の雨でレース展開が全く違うなんて事も存在します。
ぜひ、競馬予想の当日までに、買うリストを作ってネット中継やTVなどの当日の様子を含んで購入しましょう。