安藤勝己こと「アンカツ」さんは、日本を代表するレジェンド騎手。そんなアンカツさんはいろいろなメディアで競馬予想を公開しています。
日本を代表するレジェンド騎手の予想は当たるのか?多くの方が疑問に思うでしょう。
この記事では2021年の予想実績や直近の予想を徹底検証。その精度や予想スタンス、さらにその予想がどこで見られるのかなどを紹介していきます。
誰よりも近くで多くの名馬を見てきたアンカツさんの予想の実力は如何に?
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目次
アンカツこと安藤勝己プロフィール
まずはアンカツさんに関して紹介をしていきます。アンカツさんが騎手を引退したのは2013年。近年競馬を見始めたという方や、20代の競馬ファンはその活躍を直接は知らないという方も増えているかと思います。
アンカツさんがなぜレジェンドと呼ばれているのか?その来歴を簡単に紹介しておきましょう。
笠松競馬場で騎手デビュー
本名 | 安藤勝己(あんどう・かつみ) |
---|---|
生年月日 | 1960年3月28日 |
出身地 | 愛知県一宮市 |
笠松競馬デビュー | 1976年10月20日 |
笠松リーディング回数 | 19回 |
通算成績(地方) | 14,259戦 3,353勝 |
通算成績(JRA) | 6,593戦 1,111勝 |
アンカツさんの父は競馬関係者ではなく和食の板前さんでした。そのお父さんの常連の中に笠松競馬の調教師がおり、その縁で兄の光彰(みつあき・元騎手。アンカツ同様笠松→JRAで活躍。通称アンミツ)とともに厩舎に出入りするようになり、騎手を目指すことに。
1970年代、親族に競馬関係者がいない子が騎手を目指すのは珍しく、しかも兄弟そろってという珍しいケースでした。
デビュー3年目には笠松リーディングを獲得。笠松所属時にはあの名馬・オグリキャップの手綱も取りました。
1995年には笠松所属の名牝・ライデンリーダーに騎乗し、JRA重賞「報知杯4歳牝馬特別(現在の報知杯フィリーズレビュー)」に優勝。続く桜花賞、オークスでは1番人気に支持されました。
笠松競馬では19度のリーディングを獲得し、JRAに移籍することになります。
中央に移籍し活躍
JRAへの移籍を目指したアンカツさんは、2001年10月、JRA騎手試験の筆記試験を受験するも、合格点に達せずに不合格。
この結果を見た多くの競馬関係者は、「アンカツほどの大騎手に筆記試験などは不要。不合格にする意味が分からない」とJRAを批判します。
さらに多くの競馬ファンもこの意見に同調。「アンカツと10代の騎手学校生に同じ筆記試験を受けさせるのはアンカツに失礼」との講義が殺到し、JRAは急遽対応に追われます。
翌2002年7月、JRAは地方競馬からJRAに移籍を希望する騎手に関して新たなルールを設定したことを発表。
「受験年度の以前5年以内に、中央競馬において年間20勝を2度以上記録している騎手は移籍に関する試験を免除する」
ちなみにこのルールができた時点で、全国すべての地方騎手の中で、上記の条件をクリアしていたのはアンカツさんのみでした。
後にこのルールは「アンカツルール」とも言われるようになり、2003年3月、アンカツさんは晴れてJRA所属の騎手としてデビューします。
アンカツの主要成績
JRA GⅠ勝利数 | 22勝 |
---|---|
主な騎乗馬 | |
ダイワメジャー | 安田記念・天皇賞【秋】・マイルCS(2勝) |
ダイワスカーレット | 桜花賞・秋華賞・エリザベス女王杯・有馬記念 |
キングカメハメハ | NHKマイルC・日本ダービー |
ブエナビスタ | 阪神JF・桜花賞・オークス |
アドマイヤドン | フェブラリーS・地方交流JpnⅠ4勝 |
※競走馬の勝利実績はアンカツ騎乗時のレースのみ記載
2003年3月1日にJRA所属騎手として改めてデビューしたアンカツさんは同月30日にビリーヴで高松宮記念(GⅠ)を制覇。デビューから1ヶ月足らずでGⅠジョッキーとなります。
それから引退する2013年までの11年間でGⅠを通算22勝。日本ダービーを始め多くの大レースで見事な騎乗を見せます。
キングカメハメハでは史上初のNHKマイルCと日本ダービーの「変則二冠」を達成。ダイワスカーレットでは37年ぶりとなる「牝馬の有馬記念優勝」も達成しています。
さらに2005年の天皇賞【春】では、13番人気のスズカマンボをエスコートし見事に優勝。三連単193万円という大波乱も演出しました。
馬のヤル気を引き出し、さらにここ一番では豪腕で馬を一気に動かすことができる稀有な騎手として活躍しました。
当たる!?当たらない!?アンカツの予想結果一覧
騎手としてのアンカツさんの話はここまで。ここからは「予想家」としてのアンカツさんに迫っていきましょう。
アンカツさんはいろいろなところで自身の予想を公開していますが、主にGⅠレースを中心に予想を公開しています。
そこでまずは2021年のGⅠ予想成績をチェックしていきましょう。
アンカツさんの予想は印の公開のみ。ブログでは買い目の公開はありませんので、こちらで独自に買い目を決め、その買い目で購入した場合の回収率も算出していきましょう。
買い目は馬連と三連単とし、ルールを以下のように定めます。
馬連 | ◎〇▲の3頭BOX ◎を軸にし、☆△に流す馬券 |
三連単 | 1着 ◎〇▲ 2着 ◎〇▲ 3着 ◎〇▲☆△ |
では、成績を見ていきます。
レース名 | 1~3着馬の印 | 買い目点数 | 予想結果 |
---|---|---|---|
フェブラリーS | 無無△ | 37点 | ハズレ |
高松宮記念 | 〇◎△ | 37点 | 馬連 1,010円 三連単 9,770円 |
大阪杯 | ▲△◎ | 37点 | ハズレ |
桜花賞 | 〇◎△ | 37点 | 馬連 670円 三連単 10,400円 |
皐月賞 | ◎▲△ | 37点 | 馬連 4,300円 三連単 82,320円 |
天皇賞【春】 | 〇☆◎ | 37点 | ハズレ |
NHKマイルC | ▲△◎ | 37点 | ハズレ |
ヴィクトリアマイル | ◎無△ | 37点 | ハズレ |
オークス | △無〇 | 37点 | ハズレ |
日本ダービー | △◎無 | 37点 | 馬連 1,010円 |
安田記念 | △◎無 | 37点 | 馬連 2,950円 |
宝塚記念 | ◎無▲ | 37点 | ハズレ |
スプリンターズS | ☆〇無 | 37点 | ハズレ |
秋華賞 | ▲〇△ | 37点 | 馬連 2,250円 三連単 26,410円 |
菊花賞 | ◎△無 | 37点 | 馬連 2,420円 |
天皇賞【秋】 | ◎〇▲ | 37点 | 馬連 390円 三連単 2,040円 |
エリザベス女王杯 | 無無△ | 37点 | ハズレ |
マイルCS | ▲〇△ | 37点 | 馬連 370円 三連単 5,460円 |
ジャパンカップ | ◎▲〇 | 37点 | 馬連 530円 三連単 1,780円 |
チャンピオンズカップ | 〇▲無 | 37点 | 馬連 610円 |
阪神JF | ◎無△ | 37点 | ハズレ |
朝日杯FS | ☆〇▲ | 37点 | ハズレ |
有馬記念 | ◎無〇 | 37点 | ハズレ |
ホープフルS | ◎〇△ | 37点 | 馬連 1,270円 三連単 27,610円 |
※表中の「無」は無印の馬
この結果から回収率と的中率を算出してみましょう。
的中率 | 回収率 | |
TOTAL | 50.0%(12/24) | 206.7% |
馬連 | 50.0%(12/24) | 105.8% |
三連単 | 33.3%(8/24) | 230.3% |
上記の計算方法での収支はご覧の通り、トータルでも馬連だけでも三連単だけでもすべて回収率100%超え。皐月賞の三連単8万円超えの的中があったとはいえ非常に優秀な成績といえます。
やはり馬を見る目は一流であることは間違いないといえるでしょう。
続いては2022年9月現在、直近の予想を細かく見ていきたいと思います。
2022年 札幌記念
印 | 馬名 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|
◎ | ジャックドール | 3番人気 | 1着 |
〇 | グローリーヴェイズ | 4番人気 | 6着 |
▲ | ソダシ | 1番人気 | 5着 |
☆ | パンサラッサ | 2番人気 | 2着 |
△ | ユーバーレーベン | 6番人気 | 11着 |
△ | ウインマリリン | 5番人気 | 3着 |
△ | レッドガラン | 9番人気 | 9着 |
パンサラッサとジャックドールの先行争いはパンサラッサが前ときっちり読み切りジャックドールを本命視。
さらにブログの予想文中には「ハナ濃厚のパンサラッサは2番手におるはずの佑介(ジャックドール)が可愛がれば、行った行ったで決まる可能性も十分」と見事に予想しきっています。
上で検証した買い方であれば馬連(930円)・三連単(15,210円)ともに的中。
見事な予想といっていいでしょう。
2022年 宝塚記念
印 | 馬名 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|
◎ | エフフォーリア | 1番人気 | 6着 |
〇 | タイトルホルダー | 2番人気 | 1着 |
▲ | アリーヴォ | 7番人気 | 14着 |
☆ | ヒシイグアス | 5番人気 | 2着 |
△ | デアリングタクト | 4番人気 | 3着 |
△ | ディープボンド | 3番人気 | 4着 |
△ | オーソリティ | 発走除外 |
宝塚記念では「2000~2500mでは現役最強」とまで断言したエフフォーリアに本命を打ちますが予想はハズレ。アンカツさんの予想以上に2022年上半期のエフフォーリアの不調が気がかりです。
予想としてはハズレですが、1~4着馬に印が回っているのはさすがです。
2022年 安田記念
印 | 馬名 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|
◎ | セリフォス | 5番人気 | 4着 |
〇 | ソングライン | 4番人気 | 1着 |
▲ | イルシーヴパンサー | 1番人気 | 8着 |
☆ | ファインルージュ | 3番人気 | 5着 |
△ | シュネルマイスター | 2番人気 | 2着 |
△ | サリオス | 8番人気 | 3着 |
△ | ソウルラッシュ | 6番人気 | 13着 |
本命に唯一の3歳馬セリフォスを狙ってハズレ。△で8番人気3着のサリオスを抑えられていたので非常に惜しい予想といえます。
こちらの予想も外れたとはいえ1~5着までの馬すべてに印を回しており、あと一歩という予想です。
アンカツの予想はここで見られる!!
予想の精度の高さ、また根拠の確実さが光るアンカツさんの競馬予想ですが、この予想はどこで確認できるのか?アンカツ予想を楽しめるメディアを紹介しておきましょう。
競馬ラボで予想ブログを無料公開
インターネット環境があるのであれば、競馬ラボの無料ブログでアンカツさんの予想を確認できます。
予想するのはGⅠが中心で、時折札幌記念のような大きなGⅡの予想を公開するケースもあります。
GⅠシーズンに入ったら毎週この競馬ラボのブログを確認するといいでしょう。買い目を確認したい方は、無料会員登録を行い、レース当日に配信されるメールマガジンを購読しましょう。
東スポ紙上で不定期連載
アンカツさんの競馬予想家としての立場は、一応東スポ専属の予想家ということになっています。
とはいえ、東スポにアンカツさんの予想コラムが掲載されるのは不定期。主にGⅠを中心に掲載されますが、いつ掲載されるかはハッキリとしていません。
また、テレビ番組では「みんなのKEIBA」(フジテレビ系列)、「競馬BEAT」(関西テレビ系列)などに、やはりGⅠウィークを中心に出演されています。
関テレではカンテレ競馬の公式YouTubeチャンネルのライブ配信に出演することもありますので、こちらも楽しみにしましょう。
アンカツさんのYouTube&Twitter
アンカツさんの競馬に関する情報を集めるのであれば、アンカツさんのYouTubeとTwitterもぜひフォローしておきましょう。
それぞれの特性を生かし、注目すべき情報を提供してくれています。
YouTubeでは馬券予想以外の企画も
アンカツさんのYouTubeチャンネルは、名前もそのまま「アンカッちゃんねる」。2022年9月現在で9.8万人の登録者数を誇る人気チャンネルとなっています。
このチャンネルでは競馬予想が中心ですが、「利きビール」などの企画にも挑戦。とはいえ、こうした企画よりも気になるのはやはり競馬の予想です。
そこでアンカッちゃんねるからおすすめの動画を2つほど紹介しておきましょう。
アンカッちゃんねる恒例の予想企画のひとつ目がこの「ABC評価」の動画。GⅠレースの出走予定馬をABCで評価。各馬に対するコメントもしっかりしており、予想の参考にするには最適の動画といえるでしょう。
ちなみに上で紹介した2022年の日本ダービーでは、2着だったイクイノックスにABCを超えるS評価を下しています。
アンカッちゃんねるのもうひとつの名物企画が、「アンカツの乗りたい馬ベスト3」です。
これは予想というより、アンカツさんが乗りたいと感じた馬を3頭ピックアップする企画。
ちなみにこちらの企画、確認したところではあまり的中率は高くない模様。
やはり元騎手ということもあり、「勝てそうな馬」を選ぶよりも、「俺が乗ったら勝たせてやれる馬」を選んでしまうのかもしれません。
Twitterのレース回顧は必見
アンカツさんの予想に関していえば、注目したいのはYouTubeや競馬ラボのブログだけではありません。
注目したいのがTwitter。特にレース後のアンカツさんの呟きに注目しましょう。
上の呟きは2022年の宝塚記念後の呟き。名手の目から見てもこれまでにないタイプとのこと。凱旋門賞が楽しみです。
こちらは2022年ダービー後。ドウデュースは完璧、イクイノックスは完成途上であり、さらに大外枠のロスも響いた結果と呟いた後の呟きです。
アスクビクターモアは7番人気3着と好走しましたが、今後も重賞戦線で注目したい1頭となりそうです。
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開催日 | 2023/4/23 |
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レース名 | 東京11R(複勝) |
実績 | 1,750円:的中 |
まとめ
日本競馬史上に残るレジェンド騎手・安藤勝己さん。
アンカツさんの予想はいろいろなメディアで楽しめますが、しっかりと確認したいのであれば、YouTubeや競馬ラボのブログで確認するのがおすすめです。
馬を見るプロとしての視点での予想が楽しめ、その結果も十分信頼に足るものといえます。
さらに重賞レース後に呟かれるTwitterにも注目。見終わったレースの回顧を呟いており、確かな評価を見ることができますので、今後の予想に役立てることができるでしょう。
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