競馬好き芸人の中でもベテランとなると元雨上がり決死隊の蛍原さんと、爆笑問題の田中裕二さんが双璧でしょう。
蛍原さんは競馬番組のMCに抜擢されていますが、田中さんは東スポ紙上で長年予想コラムを掲載と、それぞれ大好きな競馬が仕事に直結しています。
そんな爆笑問題田中さんの予想はどのようなものか？当たっているのか?過去の最高配当は?などなど、気になる予想の実績や実力を調査しました。
ベテラン競馬ファンである田中さんの予想は、馬券予想に活かせるのか?細かくチェックしていきます。
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目次
爆笑問題・田中裕二さんプロフィール【愛称はウーチャカ】
爆笑問題の公式YouTubeチャンネル『爆笑問題のコント テレビの話』はこちら
| 本名 | 田中裕二(たなか・ゆうじ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1965年1月10日 |
| 出身地 | 東京都中野区 |
| デビュー | 1988年 |
| 身長 | 153.5cm |
高校時代から学校でも人気者だった田中さんの将来の夢は「ラジオDJ」だったとか。
学校内の校内放送では自分の番組を持ち、非常に人気が高かったそうです。
愛称の「ウーチャカ」は親しい芸人さんなどが使っていますが、高校時代につけられたそうです。
元々は名前の「裕二」から「ゆーくん」だった愛称が、少し変形して「うーくん」に。その「うーくん」が昼休みにパンを食べていたのを見た友人が「ウーパン」と呼び始めました。
この「ウーパン」から、理由は不明なもののなぜか「ウーチャカチャン」に変形し、これを短縮して「ウーチャカ」で落ち着いたそうです。
田中さんの高校時代の同級生であり、2022年9月現在株式会社KADOKAWAの代表取締役社長でもある夏野剛氏は、今でも田中さんのことを「ウーパン」と呼ぶそうです。
日大芸術学部で相方・太田光さんと出会いコンビ結成
田中さんは一浪して入学した日大芸術学部で相方の太田光さんと出会い、「爆笑問題」を結成します。
結成当初は田中さんがボケで太田さんがツッコミに回るネタもあり、コントを主戦場にしていましたが、後に漫才に転向。
所属していた太田プロを一方的に辞めて独立したことから、一時期完全に干されていましたが、1993年頃の「ボキャブラブーム」で再ブレイク。
今や見ない日はないほどの人気コンビとなっています。
MCや俳優としても活躍中
お笑い芸人としては東の大将格として、ネタ番組などでは大トリを任されることも多い爆笑問題。
漫才師としてだけではなく、多くの番組でMCを担当し、ドラマ出演も少なくありません。
また、趣味の競馬や大ファンであるプロ野球巨人軍絡みの仕事も多く、マルチな才能を発揮しています。
田中裕二さんは30年以上の競馬ファン！
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というわけで爆笑問題・田中裕二客員編集長からお知らせです‼️#競馬 #東スポ #有馬記念 pic.twitter.com/gDSFdwBVCQ
— 東スポ競馬 (@tospo_keiba) November 30, 2021
田中裕二さんは「爆笑問題」という漫才コンビで鋭いツッコミをする芸風で親しまれています。
突然のアドリブのボケに対するツッコミも瞬時に判断し、頭の良い芸能真として有名です。
お笑い芸人としてもファンから高い支持を得ていますが、競馬ファンからも回収率の高い芸能人としても知られる田中さん。
そんな田中裕二さんが初めて競馬場に行ったのは1987年の天皇賞（秋）です。
ニッポーテイオーが圧倒的なスピードで他の馬を置き去りにした事で記憶が残っている方もいるかと思います。
この記事を書いているのが2019年7月25日なので、1987年から競馬を楽しんできた田中裕二さんは32年もの間見てきたので、かなり競馬に詳しいお笑い芸人ではないでしょうか。
田中裕二さんが多くの競馬ファンから支持を集めているのは、過去に驚くような高額配当を的中させたことがあるからです。
どのような予想で的中させたのかが注目を集め、田中裕二の予想が気になっている競馬ファンも多いでしょう。
根っからの穴党!爆笑問題・田中さんの予想スタンスと予想実績
田中さんの競馬好きも年季が入っており、芸能界でも有数の勝負師と呼ばれています。
そんな田中さんの予想スタンスや過去の高配当的中実績などをチェックしていきましょう。
穴馬本命の3連単1頭軸マルチ
田中さんは文句なしの穴党タイプ。人気薄から本命を選び、その馬を軸に三連単1頭軸マルチで狙うのが基本戦略となります。
そんな穴党の田中さんが、近年爆発したのが2019年。
2019年の田中さん予想からいくつかまとめて紹介しておきましょう。
| レース | 本命馬 | 人気 | 着順 | 買い目 | 的中 |
|---|---|---|---|---|---|
| 阪急杯 | ⑰スマートオーディン | 11番人気 | 1着 | 馬連 6点 ⑰-①③⑥⑨⑫⑯ 三連単1頭軸マルチ 軸 ⑰ 相手①③⑥⑨⑫⑯ 90点 |
馬連 ①-⑰ 13,100円 三連単 ⑰→①→③ 207,070円 |
| ヴィクトリアマイル | ④ノームコア | 5番人気 | 1着 | 馬連 6点 ④-②③⑥⑨⑬⑯ 三連単1頭軸マルチ 軸 ④ 相手②③⑥⑨⑬⑯ 90点 |
馬連 ④-⑨ 3,700円 三連単 ④→⑨→③ 175,040円 |
| 安田記念 | ②アエロリット | 3番人気 | 2着 | 馬連 6点 ②-⑤⑧⑨⑭⑮⑯ 三連単1頭軸マルチ 軸 ② 相手⑤⑧⑨⑭⑮⑯ 90点 |
馬連 ②-⑤ 5,670円 三連単 ⑤→②→⑭ 43,720円 |
| 函館記念 | ④マイスタイル | 1番人気 | 1着 | 三連単1頭軸マルチ 軸 ④ 相手①⑥⑩⑪⑬⑭ 90点 |
三連単 ⑤→②→⑭ 52,140円 |
| 有馬記念 | ⑦ワールドプレミア | 4番人気 | 3着 | 三連単1頭軸マルチ 軸 ⑦ 相手⑤⑥⑧⑨⑩⑪ 90点 |
三連単 ⑥→⑩→⑦ 57,860円 |
特にすごかったのは阪急杯のスマートオーディンに本命を打った予想。このレースの前4走の着順が10着,9着,15着,12着の馬を本命に推せるのはなかなかのものです。
2007年の皐月賞で約800万円ゲット!!
田中さんの伝説の的中といえば2007年の皐月賞。まずは結果を紹介しておきましょう。
| 着順 | 馬名 | 人気 | 配当 |
| 1着 | ヴィクトリー | 7番人気 | 馬連 94,630円 三連単 1,623,250円 |
| 2着 | サンツェッペリン | 15番人気 | |
| 3着 | フサイチホウオー | 2番人気 | |
| 4着 | アドマイヤオーラ | 1番人気 | |
| 8着 | ドリームジャーニー | 3番人気 |
2007年のクラシックといえば、ウォッカがダービーを制した年。その年の皐月賞は、弥生賞で強い勝ち方をしたアドマイヤオーラ、デビューから共同通信杯まで無敗の4連勝で挑むフサイチホウオー、そして2歳チャンピオンのドリームジャーニーが人気の中心でした。
この3頭の共通点は決め手勝負の脚質。しかしこの皐月賞ではこの脚質が裏目に出て、逃げた2頭を捕まえきれずに大波乱となりました。
この大波乱の皐月賞を、馬連5,000円、三連単200円とダブル的中させた田中さん。トータルの払い戻しは797万8000円というとんでもない金額に。
ちなみに田中さん。この800万円近い配当が報道され、事務所のスタッフや番組スタッフなどに祝儀を配っている間に、すっかりマイナス収支になったとか。
半分は税金で持っていかれますので、芸能人のように付き合いが広い方は大変です。自分のために使ったのは、自転車を買いなおした程度だったそうです。
2022年9月は絶好調!!直近予想実績
800万円近い大的中をしても、なかなか手元に残らなかった田中さん。それでも競馬愛は深く、今でも毎週競馬を楽しんでいます。
そして2022年9月はその予想が絶好調。そんな予想実績を振り返ってみましょう。
2022年9月4日 新潟記念
| 印 | 馬名 | 人気 | 着順 | 買い目 |
|---|---|---|---|---|
| ◎ | ⑰ユーキャンスマイル | 9番人気 | 2着 | 三連単 1頭軸マルチ 軸 ⑰ 相手 ④⑤⑥⑮⑯⑱ 90点 |
| 〇 | ⑤ヒートオンビート | 1番人気 | 5着 | |
| ▲ | ⑮スカーフェイス | 6番人気 | 11着 | |
| △ | ④サンレイポケット | 2番人気 | 8着 | 配当 |
| △ | ⑥カラテ | 10番人気 | 1着 | 三連単 ⑥→⑰→⑱ 709,120円 |
| △ | ⑯カイザーバローズ | 4番人気 | 18着 | |
| △ | ⑱フェーングロッテン | 3番人気 | 3着 |
2022年の新潟記念は10番人気→9番人気で決まった大波乱決着。この波乱を三連単で仕留めるのは見事です。
本命のユーキャンスマイルは3年前に新潟記念覇者で新潟成績は2戦2勝。これだけ聞けば買えそうですが、前走2桁着順、1年半連対なし、2年半未勝利の馬。さすがになかなか本命が打てる馬ではありません。
こういった馬に敢然と本命を打てるのが穴党・田中さんの強いところでしょう。
2022年9月19日 セントライト記念
| 印 | 馬名 | 人気 | 着順 | 買い目 |
|---|---|---|---|---|
| ◎ | ⑨ガイアフォース | 3番人気 | 1着 |
三連単 |
| 〇 | ⑦アスクビクターモア | 1番人気 | 2着 | |
| ▲ | ⑧ショウナンマグマ | 9番人気 | 9着 | |
| △ | ⑥オニャンコポン | 4番人気 | 7着 | 配当 |
| △ | ⑤セイウンハーデス | 7番人気 | 4着 | 三連単 ⑨→⑦→① 7,250円 |
| △ | ①ローシャムパーク | 2番人気 | 3着 | |
| △ | ⑬ボーンディスウエィ | 10番人気 | 6着 |
こちらはあまり田中さんらしくない予想。穴党でおなじみの田中さんが、1～3番人気で決まったレースを的中させたレースです。
確かにガチガチですし、結果はトリガミですが、こうした堅いレースもしっかり押さえることができるのはプラス材料。
田中さんが堅い予想をしているときほど、注意してチェックしておきたいところです。
2022年9月25日 オールカマー
| 印 | 馬名 | 人気 | 着順 | 買い目 |
|---|---|---|---|---|
| ◎ | ①ロバートソンキー | 6番人気 | 2着 |
三連単 |
| 〇 | ⑩テーオーロイヤル | 4番人気 | 5着 | |
| ▲ | ③ウインキートス | 7番人気 | 3着 | |
| △ | ⑧デアリングタクト | 1番人気 | 6着 | 配当 |
| △ | ⑤ヴェルトライゼンデ | 3番人気 | 7着 | 三連単 ②→①→③ 246,180円 |
| △ | ④ソーヴァリアント | 2番人気 | 13着 | |
| △ | ②ジェラルディーナ | 5番人気 | 1着 |
本命は2着のロバートソンキー。3歳時にはデビュー4戦目だった神戸新聞杯で14番人気3着という激走を見せた馬です。
田中さんはこうした「よく穴をあける馬」もしっかりチェック。一度穴をあけたことがある馬は、条件さえそろえば再び穴をあけると狙うことが多々あります。
そんな穴狙いが見事にハマったオールカマー。25万円近い高配当をしっかりと仕留めています。
爆笑問題・田中さんの予想はここでチェック!!
穴党でおなじみの爆笑問題・田中さんの予想ですが、どんな予想か気になる方も多いかと思います。
そこで田中さんの予想が見られるメディアを紹介していきましょう。
東スポ競馬で予想コラムを連載
田中さんは2005年11月から東京スポーツ紙上で予想コラムを連載しています。競馬好きの芸能人の方が、スポーツ新聞などで予想コラムを持つのは珍しくありませんが、10年以上続くのは珍しいこと。
これだけ続いているのは、当然予想の的中率・回収率が立派なのもそうですが、田中さんが芸能界の一線級で活躍を続けていることも大きいでしょう。
田中さんの予想を見たいという方は、週末の東スポに注目しましょう。
東スポ競馬サイトにも予想コラムを掲載
東スポでは新聞だけではなく、競馬情報に特化したサイトも運営しています。
この東スポ競馬サイトの客員編集長を務めているのが田中さんです。
こちらの東スポ競馬でも田中さんの予想を見ることはできますが、有料会員登録が必要となります。
有料会員登録をすると、他の競馬記者の予想も見ることができるようになりますので、気になる方は会員登録をしてみましょう。
ラジオ番組『日曜サンデー』の予想は当たらない!?
2008年から始まった、毎週日曜日のラジオ番組『爆笑問題の日曜サンデー』の中でも田中さんは競馬の予想を公開しています。
とはいえこちらはラジオのコーナーのひとつで予想しており、予想はその日行われる重賞を馬連1点で予想するというもの。
さすがに穴党で馬券の上手い田中さんでも、穴狙いで馬連1点勝負はなかなか厳しいもの。かつては200連敗以上という記録的な連敗も記録しています。
こちらの予想はあまり本気で参考にしないほうがいいかもしれません。
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| 初回平均獲得額 | 55万円 |
| 平均回収率 | 1920％ |
| 平均的中率 | 96.0％ |
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| 初回平均獲得額 | 520,000円 |
| 平均回収率 | 1920％ |
| 平均的中率 | 90％ |
まとめ
1987年の天皇賞【秋】。1番人気のニッポーテイオーが逃げ切ったレースが田中さんの競馬デビューのレースでした。
その後1990年の天皇賞【秋】で1番人気のオグリキャップが強い、怪物だという評判を信じオギリキャップから大勝負をすると、これが大ハズレ(オグリキャップ6着)。
その翌週の菊花賞で取り返そうとメジロライアンからメジロマックイーンとホワイトストーンへの2点で勝負。このレースがメジロマックイーン、ホワイトストーンで決まり見事なタテ目を食らいます。
これで熱くなった田中さんは、そのまま競馬にのめり込むように。
1991年の皐月賞で初めて10万円を超える払い戻しを受け(枠連5,440円を2,000円的中)、穴馬の魅力を知ってしまったとか。
2022年現在も穴党として、見どころ十分な予想を見せてくれる田中さん。東スポなどで情報を入手し、予想に活用してみましょう。
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