神奈川県川崎市にある川崎競馬場は、全国にある25の競馬場の中で、もっとも敷地面積の狭い競馬場です。
そのため内馬場にビジョンを設置することができず、向正面の外側にビジョンが設置されていたり、駐車場の敷地が確保できなかったため、内馬場の一部を駐車場にしたりと、ほかの競馬場では見られない光景が広がります。
敷地の狭さはコースの特徴にも表れており、1周1200mのコースはコーナー部分が非常に小さく、急な設計になっています。
敷地の狭い川崎競馬場ですが、行われるレースの規模は非常に大きなものが多く、注目すべきレースも多数開催されます。
この記事では川崎競馬場で注目すべき6つのレースをピックアップ。その特徴や過去の傾向、そして攻略ポイントなどを紹介していきましょう。
予想者の腕が試されるとも言われる川崎競馬場。ぜひ特徴をしっかりつかんで、的中率を高めていきましょう。
- ■この記事で分かるコト
- 【川崎競馬場】過去の傾向
- 【川崎競馬場】予想のコツ
- 【川崎競馬場】コース分析
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目次
川崎競馬場6つの注目レース
- ★川崎競馬場6大注目レース
- 関東オークス(JpnⅡ)
- 戸塚記念(SⅠ)
- ロジータ記念(SⅠ)
- 全日本2歳優駿(JpnⅠ)
- 川崎記念(JpnⅠ)
- エンプレス杯(JpnⅡ)
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地方・中央と所属を問わずに出走できるダートグレード競走。このダートグレード競走の中で最上位格であるJpnⅠは年間9レースのみ。このうち「JBCシリーズ」の3レースは、毎年開催場が持ち回りとなっており、開催競馬場が決まっているJpnⅠのレースは6レースしかありません。
そして全国に15ある地方競馬場の中で、1年間に複数のJpnⅠレースを開催しているのは、東京の大井競馬場とこの川崎競馬場のみとなっています。
まずはこの6つのレースの概要を解説していきましょう。
関東オークス
元々は南関東所属馬の3歳牝馬三冠レースのひとつとして誕生したレースですが、現在はダートグレード競走となり、三冠レースであると同時に、ダート最強3歳牝馬を決めるレースともなっています。
農林水産大臣賞典 関東オークス ~JpnⅡ~ | |
日程 | 2022年6月15日(水) |
距離 | 2100m |
1着賞金 | 3,500万円 |
出走条件 | 3歳 牝馬 定量 54kg |
出走枠 | JRA所属馬 4頭 他地区所属地方馬 4頭以下 |
関東オークスは南関東3歳牝馬三冠レースの最終戦。初戦となる「桜花賞(SⅠ・浦和)」の1着馬と、2戦目となる「東京プリンセス賞(SⅠ・大井)」の2着以内馬には関東オークスの優先出走権が与えられます。
また、この関東オークスで勝った馬には「ジャパンダートダービー(JpnⅠ・大井)」への優先出走権が付与され、さらに2着以内に入った地方競馬所属馬には「スパーキングレディカップ(JpnⅢ・川崎)」への優先出走権が与えられます。
戸塚記念
多くの場合、3歳限定の重賞は、3冠レースが終了するとなくなるものです。JRAでも菊花賞と秋華賞以降に3歳限定の重賞はありません。
しかし南関東競馬では、春~夏にかけて三冠レースが行われ、さらに秋にこの戸塚記念という3歳限定のSⅠが組まれています。
サンケイスポーツ盃 戸塚記念 ~SⅠ~ | |
日程 | 2022年9月15日(木) |
距離 | 2100m |
1着賞金 | 3,000万円 |
出走条件 | 3歳 定量 南関東所属 牡馬 56kg 牝馬 54kg (南半球産 2kg減) |
例年10月に岩手競馬で開催される「ダービーグランプリ(MⅠ・全国地方競馬交流)」の指定競走となっており、戸塚記念優勝馬はダービーグランプリへの出走権を得ることができます。
また、この戸塚記念へのトライアルレースとして例年8月末に行われる準重賞「芙蓉賞」があります。この芙蓉賞で3着以内に入った馬に、戸塚記念への優先出走権が与えられます。
ロジータ記念
ロジータとは、88~90年に活躍した川崎競馬場所属の牝馬のこと。牝馬でありながら、南関東牡馬三冠レース制覇を達成した「南関東最強馬」でした。
デイリー盃 ロジータ記念 ~SⅠ~ | |
日程 | 2022年11月9日(水) |
距離 | 2100m |
1着賞金 | 2,200万円 |
出走条件 | 3歳 牝馬 定量 54kg 全国地方交流 |
出走枠 | 他地区所属地方馬 2頭以下 |
例年10月に川崎競馬場で行われるOP特別「サルビアカップ(2000m)」がトライアル競走に指定されており、上位3着以内の馬に優先出走権が与えられます。
さらにこのロジータ記念の優勝馬には「クイーン賞(JpnⅢ・船橋・1800m)」への優先出走権が付与されます。
優勝馬が南関東所属馬の場合、優勝馬に「東京シンデレラマイル(SⅢ・大井・1600m)」への優先出走権も付与されます。
全日本2歳優駿
第1回が行われたのは1950(昭和25)年という、地方競馬に現存する重賞競走の中でもっとも長い歴史を誇るレースがこの全日本2歳優駿。
ダートグレード競走であり、さらに国際競走にも認定されているレースであり、地方・中央を含め、ダート最強2歳馬決定戦として行われる大レースとなっています。
農林水産大臣賞典 全日本2歳優駿 ~JpnⅠ~ | |
日程 | 2022年12月14日(水) |
距離 | 1600m |
1着賞金 | 4,200万円 |
出走条件 | 2歳 定量 55kg(牝馬 1kg減・南半球産馬 3kg減) |
出走枠 | 他地区所属地方馬 6頭以下 JRA所属馬 5頭 |
全日本2歳優駿への優先出走権は、以下の5レースで付与されます。
レース名 | 開催日 | グレード | 開催競馬場 | 距離 | 条件 |
スポーツニッポン賞 鎌倉記念 |
2022年10月12日(水) | SⅡ | 川崎 | 1500m | 2着以内 |
農林水産大臣賞典 平和賞 |
2022年10月26日(水) | SⅢ | 船橋 | 1600m | 1着 |
農林水産大臣賞典 JBC2歳優駿 |
2022年11月3日(木) | JpnⅢ | 門別 | 1800m | |
ハイセイコー記念 | 2022年11月16日(水) | SⅠ | 大井 | 1600m | |
農林水産大臣賞典 兵庫ジュニアグランプリ |
2022年11月24日(木) | JpnⅡ | 園田 | 1400m |
川崎記念
例年2月に開催され、JRAのGⅠフェブラリーSとともに、「ドバイワールドカップ」へ向けての前哨戦といった立ち位置のレースが川崎記念です。
農林水産大臣賞典 川崎記念 ~JpnⅠ~ | |
日程 | 2023年2月1日(水) |
距離 | 2100m |
1着賞金 | 8,000万円 |
出走条件 | 4歳以上 定量 4歳 56kg 5歳以上 57kg (牝馬 2kg減・南半球産4歳馬 1kg減) |
出走枠 | 他地区所属地方馬 3頭以下 JRA所属馬 6頭 |
川崎競馬場で行われる「報知オールスターカップ(SⅢ・2100m)」で優勝した馬には川崎記念への優先出走権が付与されます。
エンプレス杯
エンプレス杯が実施される2~3月は、JRAのフェブラリーS、JpnⅠの川崎記念、JpnⅡのダイオライト記念など、ダートの強豪馬が目指す大レースが集中して行われるシーズン。
その中で古馬牝馬最強を決めるのがこのエンプレス杯となります。
農林水産大臣賞典 エンプレス杯 ~JpnⅡ~ | |
日程 | 2023年3月1日(水) |
距離 | 2100m |
1着賞金 | 4,000万円 |
出走条件 | 4歳以上 牝馬 別定 |
出走枠 | 他地区所属地方馬 3頭以下 JRA所属馬 5頭 |
エンプレス杯には3つのトライアルレースがありますので確認しておきましょう。
レース名 | 開催日 | グレード | 開催競馬場 | 距離 | 条件 |
デイリー盃 クイーン賞 | 2022年11月30日(水) | JpnⅢ | 船橋 | 1800m | 1着 |
東京シンデレラマイル | 2022年12月30日(金) | SⅢ | 大井 | 1600m | 1着 |
農林水産大臣賞典 TCK女王盃 | 2023年1月25日(水) | JpnⅢ | 大井 | 1800m | 2着以内 |
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川崎競馬場6つの注目レース【過去の傾向】
2歳最強馬決定戦や、牝馬最強決定戦など、地方競馬全体を見ても注目すべきレースが多数行われる川崎競馬場。
ここからは各レースの過去の傾向をチェックしていきましょう。
関東オークス
年 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 騎手 | 厩舎 |
2018 | 4枠 | 5番 | ハービンマオ | 6番人気 | 松岡(JRA) | 中館(JRA) |
2019 | 8枠 | 14番 | ラインカリーナ | 4番人気 | 武藤(JRA) | 武藤(JRA) |
2020 | 5枠 | 7番 | レーヌブランシュ | 2番人気 | 松山(JRA) | 橋口(JRA) |
2021 | 5枠 | 6番 | ウェルドーン | 1番人気 | 武(JRA) | 角田(JRA) |
2022 | 5枠 | 7番 | グランブリッジ | 4番人気 | 福永(JRA) | 新谷(JRA) |
交流重賞となった00年以降の23年間で、地方馬の勝利はわずか3回。2022年現在JRA馬が10連勝中で、狙いの基本はJRA馬となります。
過去10年で1番人気は【3.2.2.3】、2番人気は【4.1.2.3】とまずまずの成績。
上位人気のJRA馬から狙っていきましょう。
戸塚記念
年 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 騎手 | 厩舎 |
2017 | 3枠 | 3番 | カンムル | 4番人気 | 左海(船橋) | 小久保(浦和) |
2018 | 1枠 | 1番 | チャイヤプーン | 5番人気 | 森(船橋) | 川島(船橋) |
2019 | 5枠 | 8番 | ヒカリオーソ | 1番人気 | 山崎(川崎) | 岩本(川崎) |
2020 | 7枠 | 11番 | ティーズダンク | 3番人気 | 笹川(大井) | 水野(浦和) |
2021 | 2枠 | 2番 | セイカメテオポリス | 7番人気 | 矢野(大井) | 渡邉(大井) |
過去5年で1番人気は1勝止まり。過去10年を振り返ってみても、【3.2.0.5】と苦戦傾向が見て取れます。
1番人気以上に苦戦しているのが2番人気。【0.3.3.4】と過去10年未勝利で、軸馬には狙いにくい成績です。
荒れると決めつけて予想をするのが面白いレース。ただし相手に1&2番人気は入れておくようにするのがオススメです。
ロジータ記念
年 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 騎手 | 厩舎 |
2017 | 1枠 | 1番 | ステップオンダンス | 1番人気 | 森(船橋) | 藤田(大井) |
2018 | 5枠 | 6番 | クロスウィンド | 4番人気 | 矢野(大井) | 佐藤(船橋) |
2019 | 7枠 | 8番 | グランモナハート | 6番人気 | 本田(船橋) | 福田(大井) |
2020 | 2枠 | 2番 | ルイドフィーネ | 2番人気 | 森(船橋) | 内田(川崎) |
2021 | 4枠 | 5番 | カイカセンゲン | 2番人気 | 張田(船橋) | 藤田(大井) |
ロジータ記念は全国地方交流競走ですが、ご覧の通り勝ち馬はすべて南関東所属馬。過去に他地区から参戦し、馬券圏内に入ったのは2015年のトーコーヴィーナス(兵庫)の2着のみです。
過去10年で1番人気は【3.4.2.1】と軸馬には最適な安定感を見せています。2番人気は【4.1.0.5】と当たり外れが大きな印象。
1番人気の南関東所属馬を軸に、相手はしっかり考えていきたいところです。
全日本2歳優駿
年 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 騎手 | 厩舎 |
2017 | 6枠 | 9番 | ルヴァンスレーヴ | 1番人気 | M.デムーロ(JRA) | 萩原(JRA) |
2018 | 7枠 | 12番 | ノーヴァレンダ | 5番人気 | 北村(JRA) | 齊藤(JRA) |
2019 | 2枠 | 2番 | ヴァケーション | 5番人気 | 吉原(金沢) | 高月(川崎) |
2020 | 7枠 | 11番 | アランバローズ | 2番人気 | 左海(船橋) | 林正(船橋) |
2021 | 6枠 | 10番 | ドライスタウト | 1番人気 | 戸崎(JRA) | 牧浦(JRA) |
JRA所属馬が出走できるようになってから1997年から2021年までの25回のうちJRA馬が18勝。基本的にはJRA馬を中心に考えたいレースです。
過去10年で1番人気は【5.1.2.2】と安定した成績。素直に軸馬として評価していいでしょう。
一方2番人気は【1.3.0.6】とイマイチな成績。
1番人気から人気薄も含め手広く流したいレースです。
川崎記念
年 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 騎手 | 厩舎 |
2018 | 6枠 | 6番 | ケイティブレイブ | 1番人気 | 福永(JRA) | 目野(JRA) |
2019 | 6枠 | 6番 | ミツバ | 3番人気 | 和田(JRA) | 加用(JRA) |
2020 | 8枠 | 12番 | チュウワウィザード | 1番人気 | 川田(JRA) | 大久保龍(JRA) |
2021 | 1枠 | 1番 | カジノフォンテン | 4番人気 | 張田(船橋) | 山下(船橋) |
2022 | 3枠 | 3番 | チュウワウィザード | 1番人気 | 川田(JRA) | 大久保龍(JRA) |
フェブラリーSのマイルではやや短いという馬や、フェブラリーSに向けてのステップとして出走する馬、さらにドバイを目指す馬が出走してくる川崎記念。
当然人気になる馬の実力は高く、過去10年で1番人気は【6.4.0.0】という完璧な成績。もちろん軸馬は1番人気と割り切っていいでしょう。
一方2番人気は【1.1.2.6】と不調で、馬券は1番人気を軸に相手は中穴も意識して狙っていくのがおすすめです。
エンプレス杯
年 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 騎手 | 厩舎 |
2018 | 1枠 | 1番 | アンジュデジール | 4番人気 | 横山典(JRA) | 昆(JRA) |
2019 | 5枠 | 7番 | プリンシアコメータ | 2番人気 | 岩田(JRA) | 矢野(JRA) |
2020 | 5枠 | 7番 | アンデスクイーン | 1番人気 | C.ルメール(JRA) | 西園(JRA) |
2021 | 8枠 | 11番 | マルシュロレーヌ | 1番人気 | 川田(JRA) | 矢作(JRA) |
2022 | 4枠 | 4番 | ショウナンナデシコ | 1番人気 | 吉田隼(JRA) | 須貝(JRA) |
毎年2~3月に行われる最強牝馬決定戦はJRA馬が14連勝中。素直にJRA馬を軸に考えたいレースです。
さらに過去10年で1番人気は【7.2.1.0】とパーフェクトな成績。2番人気も【2.1.3.4】と連対率6割という成績。
1番人気と2番人気がこれだけ好成績である以上、できるだけ買い目を絞って勝負したいレースといえます。
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川崎競馬場6つの注目レース【予想のコツ】
紹介している6つの注目レースをさらに細かく分析。予想のコツとなる部分をピックアップしてお伝えしていきましょう。
関東オークス
関東オークスはJRA馬が圧倒的に優勢な傾向が出ています。そこで過去5年の勝ち馬の前走をチェックしておきましょう。
年 | 馬名 | 所属 | 関東オークス | 前走 | ||
人気 | レース | 人気 | 着順 | |||
2018 | ハービンマオ | JRA | 6番人気 | 3歳1勝クラス | 9番人気 | 9着 |
2019 | ラインカリーナ | 4番人気 | 伏竜S(OP) | 4番人気 | 3着 | |
2020 | レーヌブランシュ | 2番人気 | 伏竜S(OP) | 9番人気 | 5着 | |
2021 | ウェルドーン | 1番人気 | 鳳雛S(L) | 5番人気 | 1着 | |
2022 | グランブリッジ | 4番人気 | 3歳1勝クラス | 6番人気 | 1着 |
前走でJRAのリステッドクラスを勝っている馬もいますが、1勝クラスで惨敗している馬もいます。
つまりJRAから参戦してくる馬は、1勝レベルの馬でも十分勝ち負けできる実力を持っているということ。
ちなみに過去5年で1番人気は1勝。残る4頭の関東オークスまでの実績をまとめておきましょう。
年 | 馬名 | 所属 | 関東オークス着順 | 関東オークスまでの実績 |
2018 | ララプリムヴェール | JRA | 6着 | JRA 3戦2勝 |
2019 | マドラスチェック | JRA | 2着 | JRA3勝 鳳雛S 1着 |
2020 | セラン | JRA | 5着 | JRA 2勝 UAEオークス 3着 |
2022 | スピーディーキック | 浦和 | 3着 | (浦和)桜花賞 1着 東京プリンセス賞 1着 |
JRAでは3歳6月までのタイミングではまだあまりダートの番組が多くはなく、特に牝馬限定競走は数えるほどです。
つまり、同じJRA馬でもまだ勝負付けが終わっていない馬が多く、関東オークスまでの実績だけでは予想は難しいということに。
また2022年は南関東3歳牝馬2冠馬が1番人気に推されるものの3馬身1/2差の3着。
JRAと南関東ではこれだけ地力の差があるということは覚えておきましょう。
戸塚記念
戸塚記念は南関東三冠レースが終了した後、秋に行われるSⅠレースです。そこで過去5年間の優勝馬の、南関東三冠レース成績をチェックしておきたいと思います。
年 | 馬名 | 三冠レース | ||
レース名 | 人気 | 着順 | ||
2017 | カンムル | 羽田盃 | 7番人気 | 8着 |
東京ダービー | 11番人気 | 5着 | ||
ジャパンダートダービー | 未出走 | |||
2018 | チャイヤブーン | 羽田盃 | 未出走 | |
東京ダービー | 未出走 | |||
ジャパンダートダービー | 未出走 | |||
2019 | ヒカリオーソ | 羽田盃 | 未出走 | |
東京ダービー | 3番人気 | 1着 | ||
ジャパンダートダービー | 6番人気 | 5着 | ||
2020 | ティーズダンク | 羽田盃 | 7番人気 | 4着 |
東京ダービー | 4番人気 | 3着 | ||
ジャパンダートダービー | 未出走 | |||
2021 | セイカメテオポリス | 羽田盃 | 7番人気 | 5着 |
東京ダービー | 5番人気 | 13着 | ||
ジャパンダートダービー | 11番人気 | 11着 |
過去5年の戸塚記念勝ち馬5頭の内、三冠レースに出走していた馬は4頭。三冠レースの勝ち馬はヒカリオーソ1頭のみで、ほかの馬は掲示板に載るのが精いっぱいといったレベルの馬。
戸塚記念では三冠レースが終わり、夏の間に成長した新勢力が中心のレース。三冠レース後に成長している馬を見極めましょう。
ロジータ記念
ロジータ記念の過去の傾向でも紹介した通り、1番人気は【3.4.2.1】と安定しているものの、2番人気は【4.1.0.5】と成績が安定しません。
予想のコツはこの2番人気の取捨選択。1番人気を軸と考えるのであれば、2番人気を買う場合は買い目を絞って、買わないのであれば相手は手広くと買い方も変わります。
そこで過去10年の2番人気馬の前走をチェックしましょう。
年 | 馬名 | ロジータ記念 着順 |
前走 | |||
グレード | 距離 | 人気 | 着順 | |||
2012 | エミーズパラダイス | 1着 | 条件戦 | 1700m | 1番人気 | 2着 |
2013 | イチリュウ | 5着 | 準重賞 | 2000m | 1番人気 | 7着 |
2014 | ヴァイスヴァーサ | 7着 | 条件戦 | 1600m | 1番人気 | 5着 |
2015 | ミスアバンセ | 6着 | 戸塚記念(SⅠ) | 2100m | 5番人気 | 1着 |
2016 | ミスミランダー | 1着 | 戸塚記念(SⅠ) | 2100m | 2番人気 | 5着 |
2017 | ローレライ | 4着 | トライアルレース | 2000m | 3番人気 | 1着 |
2018 | クレイジーアクセル | 2着 | トライアルレース | 2000m | 1番人気 | 2着 |
2019 | サツマキリコ | 9着 | トライアルレース | 2000m | 11番人気 | 1着 |
2020 | ルイドフィーネ | 1着 | 戸塚記念(SⅠ) | 2100m | 6番人気 | 4着 |
2021 | カイカセンゲン | 1着 | 条件戦 | 2000m | 2番人気 | 2着 |
前走は大きく分けて3つ。トライアルレース、戸塚記念、そしてそれ以外です。
前走戸塚記念組の2番人気は3頭で2勝。これは無条件で「買い」と判断していいでしょう。
トライアルレース組は3頭が該当し2着が1頭のみ。この2着に入った馬は、トライアルレースでも1番人気2着とほぼ人気通り走った馬。トライアルで3番人気以下だった馬は、ロジータ記念で2番人気に推されても買えないということに。
最後にそれ以外の組。4頭の該当馬がおり、2頭がロジータ記念を勝ち、残り2頭は着外と極端な結果です。
それ以外の組のポイントは前走2番人気以内で2着以内というシンプルなもの。
これらのイメージを持って、2番人気を買うか買わないかをしっかり判断していきましょう。
全日本2歳優駿
2歳チャンピオン決定戦は、やはりJRA馬が好成績を残しています。
過去5年の3着以内馬計15頭のうち、JRA所属馬は9頭。JRAから出走してくる人気サイドの馬はやはり重視すべきでしょう。
問題は残り6頭の地方所属馬。どんな馬を狙えばいいのかをチェックしてみましょう。
この6頭はすべて南関東所属馬。2歳戦というと門別所属馬が強いといわれていますが、このレースでは近年苦戦傾向です。
またこの6頭のうち、2019年3着のティーズダンクは門別でデビューした後、浦和に移籍した馬。このティーズダンクを除く南関東デビューの5頭はすべて、デビューからこの全日本2歳優駿まで、4着以下ナシだった馬ばかり。
地方競馬所属馬で買えるのは、南関東所属で、4着以下のない馬。もしくは門別デビューで、芝と門別以外では負けたことがない馬ということになります。
川崎記念
川崎記念はダートグレード競走の中でも、特に強豪馬が集まるレースです。
フェブラリーSやドバイワールドカップを目指す馬が集まるレースであり、また前年のチャンピオンズCや東京大賞典といったGⅠレースからも参戦しやすいタイミングであることがポイントでしょう。
特にマイルよりも中長距離に適性がある馬は、フェブラリーSよりもこちらが勝負レースになります。
そのため、前走条件戦からの重賞挑戦という馬はかなり苦戦傾向。特に地方所属馬は、少なくともダートグレード競走で3着以内に入った経験がある馬を狙いたいところ。
例えば2022年9番人気2着のエルデュクラージュ。この川崎記念では人気を落としていましたが、ダイオライト記念2着という実績馬でした。
1番人気が実力通りかつことが多いレースですので、相手選びでひと工夫。
単純に上位人気だけを買うのではなく、すでにダートグレード競走で勝ち負けできるだけの実績を持つ馬を中心に人気の盲点になっている馬を見つけましょう。
エンプレス杯
エンプレス杯の予想のコツは斤量と馬齢。
2019年までは4歳馬54kg、5歳以上55kgをベースに、グレード競走の実績により斤量がプラスされる別定戦でした。
そのため、2015~2018年まで4年間で、4歳馬が3勝と、4歳馬有利なレースに。
しかし2020年からは全馬の斤量のベースが55kgとなり、以降4歳馬は苦戦傾向にあります。
2020年以降の3年間で、4歳馬は3着が1度のみ。変わって5歳馬の活躍が目立っています。
グレードレースの実績による別定戦ということで、過去3年間の斤量55kgの馬と56kg以上の馬の成績を比較すると、56kg以上の馬が【2.1.1.5】、55kgの馬が【1.2.2.23】となっており、斤量の重い実績馬が活躍するレースとなっています。
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川崎競馬場6つの注目レース【コース分析】
川崎競馬場で行われる6つの注目レースを紹介してきました。
最後に各レースが行われるコースの特徴を紹介し、コース形状からの狙い方を考えてみましょう。
紹介した6つのレースの内、5つまでが同じ2100mの距離で行われますので、2100m戦の狙い方に加えレースごとの特徴を紹介していきましょう。
関東オークス
川崎競馬場で行われる大レースといえばこのコースというほど重宝されている2100m戦。
スタート地点は2コーナー出口付近で、コースを約2周するコースとなっています。
川崎競馬場は1周の周回距離1200mに対して直線部分が長いコース(約400m)。その分コーナーがより小回りとなっており、このコーナーの回り方がポイントとなります。
2100m戦は最初のコーナーまである程度の距離があり、レースのペースは落ち着くことが多いコース、基本的には内枠の先行馬狙いのコースです。
関東オークスは三冠レース最後の一戦。3歳牝馬にとってはあまり経験がない長距離戦ということもあり、比較的速めのペースが目立つレース。その分逃げ馬が最後に差されるケースが多く、枠にこだわらず先行馬を重視したいレースです。
戸塚記念
戸塚記念も2100m戦。基本は内枠の先行馬狙いですが、関東オークスとは狙い方をやや変えたいところ。
三冠レースでもなく、秋に行われるということから、馬が距離に慣れていないということは少なくなり、道中のペースも落ち着く傾向が目立ちます。
そこで狙いたいのが「マクリ」が打てる馬。ペースが落ち着きすぎるため、3角で仕掛けられる馬がいれば、一気に上位進出が可能なレースとなります。
ロジータ記念
ロジータ記念の基本的な考え方は戸塚記念と同様です。
過去の結果を見ても意外とマクリが決まるレースとなっていますので、特にその馬の持つスタミナ、そして小回りコーナーでも外からマクって上がっていける器用さがあるかどうかに注目しましょう。
全日本2歳優駿
4コーナーのポケット地点にスタート地点がある川崎競馬場のマイル戦。
問題は序盤のペースがどうなるかを見極めることでしょう。
基本的には最初のコーナーまで十分な距離があり、しかも急な小回りコーナーを持つコースだけに、先行馬に非常に有利なコースです。
ただし、走るのが経験の浅い2歳馬であり、川崎競馬場に慣れていない他地区の馬も参戦するレース。序盤のペースが上がりすぎると最後に差しが届くレースに様変わりします。
最初のコーナーまでどのようなペースになるのか?どの馬がペースを握るのか?ここを重視して予想しましょう。
川崎記念
2100m戦における3角マクリはある種奇襲戦法とも呼べる方法。それが通用しないのが川崎記念です。
出走する馬も歴戦の強者なら、乗っている鞍上も超一流ジョッキーです。そう簡単に奇襲を許すような展開にはならず、基本通り逃げ・先行馬中心のレースとなります。
エンプレス杯
エンプレス杯も川崎記念と同様の考え方でいいでしょう。
ただし牝馬には牡馬にはない牝馬特有の切れ味がありますので、こうした切れ味を持った馬であればマクリを決める可能性があるので注意しましょう。
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まとめ
競馬ファンが注目する大レースを数多く開催している川崎競馬場。
競馬場のサイズは小さくとも、スケールの大きな競馬場といえます。
川崎競馬場の予想をする際に重視したいのが騎手の腕前。コースが小さくコーナーが急なコースだけに、手綱さばき次第で結果も大きく変わります。
川崎競馬を楽しみながら、騎手の力量をしっかりと見定めることができるようになれば、ほかの競馬場のレースの予想でも大きく役立つでしょう。
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